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【慣用句100選】有名な慣用句意味付き

有名な慣用句

一まとまりの決まった言いまわしを持つ慣用句は、わたしたちの日常の生活の中で数多く用いられています。

慣用句の種類はたくさんあり、おぼえるのが大変ですが、それぞれの意味を知ると面白い発見があります。

この記事では、沢山ある慣用句の中でも、厳選して有名な慣用句を100個にしぼり意味付きで掲載しました。

また、それぞれの慣用句の上の⭐️印は知っておきたい慣用句の重要度を表しています。

絶対知っておこう

よく使われるから知っておこう

一応、知っておこう

あなたが知っている慣用句はいくつありますか?

有名なことわざは、【ことわざ100選】有名なことわざ意味付きをご覧ください。

当サイトに収録してある全ての慣用句は、慣用句一覧検索をご覧ください。

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「あ行」の慣用句意味付き

相づちを打つ(あいづちをうつ)

相槌を打つ

【意味】
人の話を聞きながら、うなずいたり、「はい」「いいえ」などと調子を合わせたりすること。

ことわざ博士
「相づちを打つ」という慣用句は、会話の中で相手の話に合わせて反応を示すことを指すんだよ。

相手の話を理解しているし、興味を持っていることを示す一種の礼儀とも言えるね。

助手ねこ
そやな。それは「相手の話をちゃんと聞いて、うんうん、そうそうって反応を示す」ことやな。

ただ黙って聞いてるだけやと、相手は「あれ、聞いてるんか?」って不安になるかもしれへんから、ちゃんと相づちを打って、話を聞いてるんやってことを伝えるのは大切やな。


揚げ足をとる(あげあしをとる)

揚げ足を取る

【意味】
人の言いまちがいや言葉の一部分だけをとらえて、困らせる。

ことわざ博士
「揚げ足をとる」という慣用句は、人のちょっとした間違いやミスを見つけ出して、それを取り上げて非難したり、からかったりすることを意味しているんだ。
助手ねこ
ああ、つまり「人のちっちゃなミスを見つけて、それを大げさに指摘してバカにする」ってことやな。

ちょっとしたミスも許さへん、そんな意地悪なやり方を表してるわけやな。これは、あんまり良い態度とは言えへんな。


あごを出す

顎を出す

【意味】
へとへとに、疲れること。体の疲労だけでなく、大きな仕事や問題を抱え、自分の力ではどうすることもできず、困り果てた場合にも使う。

ことわざ博士
「あごを出す」という慣用句は、とても疲れて足が動かないほどで、あごだけが前に出るような、本当にどうにもならない状態を表しているんだよ。
助手ねこ
あ、それはつまり「めっちゃ疲れて、もう何もできへん」ってことやな。

足も動かへんほどにクタクタで、あごだけが前に出てる…それって、もうほんまに何もできへん状態やな。


朝飯前(あさめしまえ)

朝飯前

【意味】
朝食前(ちょうしょくまえ)のわずかな時間でもできるほど、簡単でたやすいこと。

ことわざ博士
「朝飯前」という慣用句は、非常に簡単なこと、すぐにできることを指す言葉だよ。

朝食を取る前の短い時間でもできるようなこと、つまり何の問題もなくやれることを表現しているんだ。

助手ねこ
ああ、そやな。それは「簡単にできること」やな。朝ごはん食べる前のちょっとした時間でもサクッとできちゃうくらい簡単なことを言うんやな。

たとえば、「この仕事、朝飯前や!」って言うて、これは「これくらいの仕事は楽勝や!」って意味になるんやな。


足が出る

足が出る

【意味】
①用意していたより多く、お金を使ってしまうこと。
②隠しごとが現れる。ぼろがでる。

ことわざ博士
「足が出る」という慣用句は二つの意味があるんだよ。

一つ目は、出費が予算や収入を超えてしまう、つまり赤字になることを指すよ。

二つ目は、隠していたことが明らかになる、つまり秘密がばれてしまうことを言うんだ。

助手ねこ
なるほどな。つまり、「お金を使いすぎて、収入よりも出費が多くなっちゃう」または「隠してたことがバレてしまう」ってことやな。

一つ目は、ようは計画してた金額を越えてしまって、もう足が出ちゃう、つまり赤字になっちゃう状態やな。

二つ目は、ぼろというか、秘密というか、そんなんが出てきちゃう、バレちゃうってことやな。


足を引っぱる

足を引っぱる

【意味】
人の成功をじゃますること。大勢で何かする時、一人だけうまくできず、みんなに迷惑をかけてしまう場合にも使う。

ことわざ博士
「足を引っぱる」という慣用句は、人の成功や進歩を邪魔する、つまり妨害するという意味があるんだよ。
助手ねこ
ああ、そやな。それは「人の成功を邪魔する」ってことやな。なんか、あいつがうまくいくのが気に食わんから、わざと足元をひっかけて躓かせるみたいなことやな。

うーん、これは良くない行為やな。成功する人を応援する方がええわな。


味もそっけもない

味も素っ気もない

【意味】
味わいがなく、おもしろみに欠ける。

ことわざ博士
「味もそっけもない」という慣用句は、何かがとてもつまらない、または興味を引かないという意味があるんだよ。

例えば、感動も興奮もない説明や話といった具体的な場面で使われることが多いんだ。

助手ねこ
そうやな。それは「全く面白みがない」ってことやな。

例えば、説明があんまりにも乾燥してて、聞いてるこっちがハッとすることもない、ドキッとすることもない、そんなつまらん感じやな。もうちょっとワクワクする要素が欲しいところやな。


足が棒になる(あしがぼうになる)

足が棒になる

【意味】
歩きすぎや、立ちっぱなしで、足がひどく疲れること。

ことわざ博士
「足が棒になる」という慣用句は、長時間歩いたり立ったりして足がとても疲れ、筋肉が固まって動かせない状態を指すんだよ。
助手ねこ
ああ、それは「足がほんまに疲れて動かんくなる」ってことやな。一日中立ちっぱなしやったら、足が筋肉痛で動かんくなって、まるで棒みたいに固まってしまうってことやな。

この感じ、ショッピングに付き合った後とかによくあるわな。


頭が上がらない

頭が上がらない

【意味】
相手に対して借りや弱みがあって、対等につきあえない。

ことわざ博士
「頭が上がらない」という慣用句は、自分が相手に対して何かしらの義理や借りがあり、自分から頭を上げて平等に振る舞えない状態を指すんだよ。
助手ねこ
そうやな。それは「自分が相手に負い目を感じて、対等に立つことができない」ってことやな。

例えば、借金があるとか、何か大きな恩を受けてるとかやな。頭を上げて堂々と振る舞うことができない、そんな状態を指すんやな。


後の祭り

後の祭り

【意味】
間に合わず、手おくれになってしまうこと。ちょうどよい機会を逃してしまい、後悔している時にも使う。

ことわざ博士
「後の祭り」という慣用句は、時期を逃してしまって、何もできない状態や、どう後悔してももう取り返しがつかない状況を表すんだよ。
助手ねこ
あーなるほどな。それは「時が過ぎて何もできへん」ってことやな。

祭りが終わってから、それに参加しようとしたら、もう遅いんやな。どんなに悔やんでも、取り返すことができへん、そんな状況を表してるんやな。


油を売る

油を売る

【意味】
もともとは、雑談でむだに時間をつぶす、の意味。現在は主に、「寄り道をする」という意味で使う。

ことわざ博士
「油を売る」という慣用句は、昔、髪油を売っていた商人が、客と世間話をしながら商品を売っていたことから来ていて、ぐずぐずと時間を浪費して仕事を怠けるという意味だよ。
助手ねこ
それはつまり「何もせずにただおしゃべりして時間を無駄にする」ってことやな。

仕事をちゃんとやらずに、ダラダラと時間を使ってしまう、そんな行動を指してるんやな。


息を殺す

息を殺す

【意味】
どんな小さな音もたてないよう、息をするのにも気をつかい、じっとしていること。

ことわざ博士
「息を殺す」という表現は、呼吸の音さえも立てないように、じっと静かにしている状態を示しているんだよ。
助手ねこ
そやな、それは「音一つ立てずに静かにしとる」ってことやな。

たとえば、隠れてるときにバレへんように、息の音さえ立てへんようにするんや。ほんまに静かにしとる状態を指してるんやな。


息をのむ

息を呑む

【意味】
一瞬息が止まるほど驚く。

ことわざ博士
「息をのむ」という慣用句は、驚きや感動、あるいは恐れなどで一瞬息を止める状態を示すんだよ。
助手ねこ
ああ、それは「びっくりしたり、感動したりして、一瞬息が止まる」ってことやな。

えらい美しい景色を見たときや、驚きの出来事があったときに、思わず息を止めてしまうって状態を言うんやな。


いたちごっこ

鼬ごっこ

【意味】
お互いに同じことをくりかえし、物事が前に進んでいかないこと。

ことわざ博士
「いたちごっこ」という慣用句は、お互いに同じ行動を繰り返すだけで、結論が出ない状態を表すんだよ。
助手ねこ
そうか、それはつまり、「同じことをくり返しても結果が出ない」ってことやな。

まるで地べたを走り回るいたちみたいに、ぐるぐると同じことを繰り返しても、結局何も解決せんってことやな。これは、「くり返し無駄な行動をするより、新しいアプローチを考えるべき」って教えてくれる言葉やな。


いもを洗うよう

芋を洗うよう

【意味】
人が大勢いて、こみあっている様子。

ことわざ博士
「いもを洗うよう」という慣用句は、たくさんの人々が狭い場所でごった返している様子を表しているんだ。

イメージとしては、里芋を桶に入れて棒でかき混ぜて洗うような光景なんだよ。

助手ねこ
ほんまに、それはつまり、狭いところに人がぎゅうぎゅう詰めで入った時のことを言うんやな。

なるほどな、なんかそう言われてみると、よく見る光景やわ。電車のラッシュ時とか、お祭りの混雑時とかによくある光景やな。それを「いもを洗うよう」と言うんやな。


後ろ髪を引かれる

後ろ髪を引かれる

【意味】
後に残してきたものが気がかりで、頭の後ろの髪の毛を引っ張られるように、先へ進むことができないこと。

ことわざ博士
「後ろ髪を引かれる」という慣用句は、あとに心が残り、前に進むことが難しいときの感情を表しているんだよ。

つまり、何かに未練が残っていて、思い切り前へ進むことができない状態を言うんだ。

助手ねこ
なるほど、それはつまり「未練があって、思い切って前に進めない」ってことやな。心のどこかで「まだあの場所にいたい」、「まだあの人と一緒にいたい」とか思ってるんやな。

それが「後ろ髪を引かれる」ってことや。これは心の引っ張られる感じを表した言葉やな。


腕が鳴る(うでがなる)

腕が鳴る

【意味】
自分の技術や能力を発揮したくて、じっとしていられないこと。「腕」とは「腕前」の意味。

ことわざ博士
「腕が鳴る」という慣用句は、自分のスキルや能力を発揮したくて、うずうずしている状態を言うんだよ。

たとえば、対戦前などに自分の能力を試したくて待ちきれない、そんな感じだね。

助手ねこ
ああ、それはつまり「自分の技を試したくてウズウズしてる」ってことやな。

もう待ちきれへん、さっさとやらせてくれって感じやな。そんな時に使うのが「腕が鳴る」って表現なんやな。これは、自分の力を試すのが待ちきれないっていう気持ちを表してるんやな。


馬が合う

馬が合う

【意味】
お互いに気持ちがぴったり合い、相性がいいこと。

ことわざ博士
「馬が合う」という慣用句は、他の人と自分の気持ちや考え方がとてもよく合う、つまり意気投合する状況を言うんだよ。

たとえば、ある人と特に相性が良くて、いつも一緒に行動したくなるような時に使われるんだ。

助手ねこ
あー、なるほどな。それは「相性がいい」ってことやな。なんかすごく気が合って、一緒にいて楽しい、そんな感じか。それを「馬が合う」と言うんやな。

なんか、あの人とはホンマに馬が合うわって言うて、一緒にいろんなことをやりたくなるんやな。これは、自分と相性のいい人を見つけたときに使う表現やな。


上の空(うわのそら)

上の空

【意味】
ほかのことに気をとられて、集中できない様子。

ことわざ博士
「上の空」という慣用句は、自分の心が他のことに向かっていて、目の前の事に集中できない状況を言うんだよ。

また、心が浮ついて落ち着かないさまも指すんだ。

助手ねこ
ああ、それはつまり「頭が他のことでいっぱい」ってことやな。目の前のことに注意が向かへん、心が他のことに奪われてて、ちょっと浮ついてるんやな。それが「上の空」って言うんや。

人の話を聞いてても、実は頭の中は他のことでいっぱいっていう状態やな。


大目玉を食う

大目玉を食う

【意味】
ひどくしかられること。「大目玉を食らう」ともいう。だれかをしかる時は、「大目玉を食わす」「大目玉を食らわす」と使う。

ことわざ博士
「大目玉を食う」という慣用句は、厳しく叱られることを指すんだよ。

怒って目を見開いて叱る、という意味からきているんだ。

助手ねこ
あー、それはつまり、「かなり叱られる」ってことやな。先生や親からえらい目にあうっていう感じやな。それを「大目玉を食う」と言うんや。

なんか悪さしたら、親に大目玉を食わされるでっていうんやな。これは、ものすごく叱られることを表してるわけやな。


親のすねをかじる

親の脛を齧る

【意味】
子供がひとり立ちできる年齢になっても自立せず、親に養ってもらうこと。

ことわざ博士
「親のすねをかじる」という慣用句は、自分で生活を立てられず、親に依存して生活している子のことを指すんだよ。

つまり、まだ自立できず、親からの援助を必要としている状況を言うんだ。

助手ねこ
なるほどな、それはつまり、「まだ親に頼って生活してる」ってことやな。自分でちゃんと生活するのができへんで、親に養われてる状態のことを「親のすねをかじる」って言うんやな。

これは、まだ一人前になれへん自分を反省するときや、親に感謝するときに使う言葉やな。

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「か行」の慣用句意味付き

顔から火が出る

顔から火が出る

【意味】
ひどく恥ずかしい思いをして、顔が真っ赤になる。

ことわざ博士
「顔から火が出る」という慣用句は、とても恥ずかしいと感じて、顔が真っ赤になる状況を描写するんだよ。

つまり、大きな失敗をしたときや、周りの人々に恥ずかしい行動を見られたときなどに使うんだ。

助手ねこ
ああ、そやな。それは「すごく恥ずかしい」ってことやな。人前で何か失敗したり、恥ずかしいことがバレたりしたときに、顔が真っ赤になるくらい恥ずかしい気持ちになるっていう意味やな。

「顔から火が出る」って、本当に火が出るわけちゃうけど、それくらい恥ずかしいんやな。これは、自分の失敗やミスを反省する時に使う言葉やで。


顔が広い

顔が広い

【意味】
交際範囲が広く、知り合いが多い。

ことわざ博士
「顔が広い」という慣用句は、自分の交際範囲が広く、多くの人と知り合いであるという意味だよ。

つまり、多くの人々と良好な関係を持ち、多方面につながりがある人を指すんだ。

助手ねこ
あー、そやな。それは「知り合いがたくさんいる」ってことやな。色んな場所や、色んな人とつながりがある人のことを「顔が広い」って言うんやな。

たとえば、政界に顔が広いって言うと、政治家や関連の人たちと知り合いが多い、ってことになるわけや。これは、人脈の大切さを教えてくれる言葉やな。


固唾を吞む(かたずをのむ)

固唾を呑む

【意味】
成り行きを心配しながら、じっと見守ること。ほかにどうすることもできず、ただ唾をのみこんで見つめることからきた言葉。

ことわざ博士
「固唾を吞む」という慣用句は、何かの結果が気になって、とても緊張している状態を表しているんだよ。

つまり、何か大切なことの結果を静かに待つ、その間ずっと心配で心が落ち着かない状態を指すんだ。

助手ねこ
そうかいな。それはつまり、「すごく緊張して待ってる」ってことやな。何か重要な結果を待ってて、心配で落ち着かへん時に使うんやな。

みんながシーンとして、息をのんで結果を待つ、そんな場面で使う言葉やな。これは、重要な瞬間の緊張感を表してるんやで。


肩の荷がおりる

肩の荷が下りる

【意味】
肩を背負った重い荷物をおろしたように、責任や負担がなくなり、ほっとすること。「肩の荷をおろす」とも使う。

ことわざ博士
「肩の荷がおりる」という慣用句は、重い責任や負担から解放され、心地よく感じる状態を表すんだよ。

つまり、困難な仕事や問題が終わった時に、その重圧から開放されることを指しているんだ。

助手ねこ
なるほどな。それは「重たい負担から解放されて楽になる」ってことやな。大変な仕事が終わったときや、気にかかってたことが解決したときなんかに使うんやな。

もうそれについて気を使わなあかんことがなくなって、ほっと一息つけるってわけや。これは、解放感を表してる言葉やな。


肩身がせまい

肩身が狭い

【意味】
恥ずかしい思いをして、まわりに対し、ひけ目を感じる。

ことわざ博士
「肩身がせまい」という慣用句は、世間や他人の前で自分が恥ずかしいと感じ、落ち着かない状態を表すんだよ。

つまり、何らかの理由で自分の立場や行動が他人に比べて見劣りすると感じることを指しているんだ。

助手ねこ
そうかいな。それはつまり、「自分が恥ずかしいと感じる」ってことやな。他人と比べて自分が劣ってるように思うときとか、何かをして恥ずかしく思うときに使うんやな。

これは、自己評価が低くて、落ち込んでる気持ちを表してるんやな。


兜を脱ぐ(かぶとをぬぐ)

兜を脱ぐ

【意味】
相手に降参(こうさん)し、もうかなわないと示すこと。昔の戦で、敵に降参する時、かぶとをぬいで戦う意志がないことを示したことからきた言葉。

ことわざ博士
「兜を脱ぐ」という慣用句は、もともとは戦いの場で降伏する際の意思表示として、兜(かぶと)を脱いだことから来ているんだ。

現代では、相手の力量を認めて自分が負けを認める、つまり降参することを表しているんだよ。

助手ねこ
なるほどな。つまり、「相手の力を認めて負けを認める」ってことやな。これは戦いの場で相手が強すぎてもう戦うことができないとき、降参の意味で兜を脱いだんやな。

現代では、自分が負けを認めるときや相手のすごさを認めるときに使う表現なんやな。


気が置けない

気が置けない

【意味】
あれこれ気を使わずに、つきあえること。「気の置けない」ともいう。

ことわざ博士
「気が置けない」という慣用句は、遠慮したり気を使ったりする必要がない、という意味だよ。

つまり、心から自然体で接することができる関係を表しているんだ。

助手ねこ
ああ、わかるわかる。それはつまり、「遠慮せずに自分らしくいられる」ってことやな。

気を使わず、心から打ち解けて話すことができるような関係のことを指すんやな。自分を偽らずに、素のままでいられる友達とかに使う言葉やな。


気が気でない

気が気でない

【意味】
ひどく心配で落ち着かない。

ことわざ博士
「気が気でない」という慣用句は、心配事があって落ち着かない、という意味があるんだよ。

頭の中で何かがぐるぐると回って、普通に過ごすことが難しい状態を示しているんだ。

助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「心配で落ち着かへん」ってことやな。

何か気になることがあって、心がおらんなった状態のことを指してるんやな。普段の気持ちとは違って、心配事でいっぱいやってことを表してるんやで。


気に病む(きにやむ)

気に病む

【意味】
心配で、いろいろ思い悩むこと。特に心配する必要がないのに、あれこれ考えすぎる場合に使う。

ことわざ博士
「気に病む」という慣用句は、何かを深く心配したり、それで頭を悩ませるという意味があるんだよ。
助手ねこ
ほんまにそうやな。つまり、「悩んでばっかりいる」ってことやな。

何かがうまく行かなかったときや、気になることがあるときに、それをずっと心に引っかかってる状態を言うんやな。それはちょうど病気になるくらい、気にしてしまう状況を表してるんやで。


肝をつぶす

肝を潰す

【意味】
ひどく驚くこと。「肝」とは、心とか度胸という意味。

ことわざ博士
「肝をつぶす」とは、非常に驚く、またはショックを受けることを表す慣用句なんだよ。
助手ねこ
そうやな、心臓がドキッとするほど驚く時に使われる言葉やな。これは特に驚きが大きくて、まるで自分の肝がつぶれるほどのことを言うんや。

肝は度胸や気力の象徴やから、それがつぶれるほど驚くっていうんは、相当驚いたりショックを受けたってことやな。


釘をさす

釘を刺す

【意味】
相手が、まちがいをおこしたり、約束を破ったりしないよう、前もって注意しておく。

ことわざ博士
「釘をさす」という慣用句は、約束違反や言い逃れをさせないように、注意を厳しく促す、という意味だよ。

つまり、確実に約束を守るように、念を押す行為を表現しているんだ。

助手ねこ
あーなるほど、それはつまり、「しっかりと約束を守るように、念を押す」ってことやな。

うっかり約束を破ったり、うやむやにすることができへんように、一度ちゃんと確認しておくことの大切さを教えてくれてるんやな。


草の根を分けて探す(くさのねをわけてさがす)

草の根を分けて探す

【意味】
探し残しのないよう、見えないところまで、すべてさがす。

ことわざ博士
「草の根を分けて探す」という慣用句は、どんなに細かいところまでも見逃さず、あらゆる方法を使って徹底的に探す、という意味があるんだよ。
助手ねこ
ああ、そやな。つまり、「全部見て、何も見逃さへんように探す」ってことやな。

草の一本一本を分けて見るくらい、くまなく探すんやな。それは、何も見逃さず、徹底的に調べることの大切さを教えてくれてるわけやな。


口が軽い

口が軽い

【意味】
言ってはいけないこと、秘密にすべきことを、簡単にぺらぺらしゃべってしまうこと。

ことわざ博士
「口が軽い」という慣用句は、人がおしゃべりで、秘密などをうっかり漏らしてしまう、つまり言ってはいけないことまで言ってしまう性格を指す言葉だよ。
助手ねこ
あー、それはつまり、「あかんことまでしゃべっちゃう人」ってことやな。

おしゃべりで、ついつい秘密や内緒話まで口に出しちゃうんやな。これは、口をつぐむことの大切さを教えてくれてるんやで。


口がすっぱくなる

口が酸っぱくなる

【意味】
同じことを何度も何度も、くりかえしいう様子。説教や小言、注意などの場合に用いる。

ことわざ博士
「口がすっぱくなる」という慣用句は、何度も何度も同じ言葉や忠告を繰り返し言うことを表しているんだ。

つまり、あまりにも多く言い続けて、もう言うのが嫌になるほど、という意味だよ。

助手ねこ
ああ、そうなんやな。つまり、「何度も何度も同じことを言う」ってことやな。

嫌になるほど繰り返して話すんやな。これは、「ちゃんとわかってもらうために、何度も言うことの大切さ」を教えてくれてるわけやな。


口車に乗る

口車に乗る

【意味】
うまく言いくるめられ、だまされること。おだてられて、何かさせられる、という意味にも使う。

ことわざ博士
「口車に乗る」という慣用句は、誰かの巧妙な話術によって、騙されてしまう状況を指しているんだよ。

つまり、相手の言葉に引き込まれて、見えないところで利用されてしまうという意味だ。

助手ねこ
そうなんやな。それはつまり、「上手い話にだまされる」ってことやな。

相手の言葉にすっかり乗せられて、気づいたらいいように使われてた、みたいな。これは、「言葉にだまされへんように、しっかりと自分で考えることの大切さ」を教えてくれるんやな。


くちばしを入れる

嘴を入れる

【意味】
人のすることに、わきからあれこれ口出しする。「くちばしをはさむ」ともいう。

ことわざ博士
「くちばしを入れる」という慣用句は、自分とは直接関係のないことについて、余計な意見を言ったり、口出しをすることを指すんだよ。

つまり、他人の事情に無理に介入したり、口を出すという意味だ。

助手ねこ
ああ、なるほどな。つまり、「自分と関係ないことに口出しする」ってことやな。

他人のことに、ちょっかい出して意見を言ったりするんやな。これは、「自分の関係ないことには口出ししないことの大切さ」を教えてくれてるわけやな。


口火を切る(くちびをきる)

口火を切る

【意味】
みんなの先頭に立ち、真っ先に始める。話し始める、の意味でも使う。

ことわざ博士
「口火を切る」という慣用句は、何かを始めるきっかけを作る人、またはその行動を指すんだよ。

自分が率先して行動することで、周囲もそれに続く、という意味があるんだ。

助手ねこ
そやな、それは「最初に行動する人」ってことやな。自分が一番になって、何かを始めるってわけや。

他の人が迷ってるときに、自分がスタートを切ることで、みんなもついてくる動きができるってことやな。これは「リーダーシップを取ること」を教えてくれる言葉やで。


首を長くする

首を長くする

【意味】
楽しみにしていることが早く実現しないかと、待ちこがれる。

ことわざ博士
「首を長くする」という慣用句は、何かをとても期待して、その成果や結果が早く実現することを待ち望む様子を表すんだよ。
助手ねこ
あー、なるほどな。それはつまり、「ほんまに待ち遠しい」ってことやな。

すごく楽しみにしてて、早くその時が来てほしいと思う心情を表してるんやな。これは、「大切なことを楽しみに待つこと」を教えてくれる言葉やな。


くものこを散らす

蜘蛛の子を散らす

【意味】
大勢の人が、四方八方に、ぱっと逃げていく様子。

ことわざ博士
「くものこを散らす」という慣用句は、大勢が四方八方に散り散りになって逃げていく様子を表すんだよ。

まるで蜘蛛の子が袋から出て四方八方に散ってしまうような様子をイメージしているんだ。

助手ねこ
なるほどな、それは「みんなバラバラに逃げていく」ってことやな。

まるで蜘蛛の子が袋から飛び出て、あっちこっちに逃げていくような光景やな。一緒にいたはずのみんなが、いざというときにはすぐに四方八方に逃げ出すってことを教えてくれてるんやな。


煙に巻く(けむにまく)

煙に巻く

【意味】
相手がよく知らないようなことを一方的に話して、とまどわせる。

ことわざ博士
「煙に巻く」という慣用句は、大げさな言葉や知らないことを言い立てて、相手を圧倒したり、本当のことをごまかす様子を表すんだよ。
助手ねこ
あー、それは「人をうまくごまかす」ってことやな。たくさんの言葉で相手を混乱させて、本当のことを隠すんやな。

まるで煙で視界を遮るように、相手が何が何だかわからなくなるってわけや。これは、「うまい話には裏があるかもしれない」って教えてくれる言葉やな。


心をくだく

心を砕く

【意味】
いろいろと気を配ったり、心配したりする。

ことわざ博士
「心をくだく」という慣用句は、色々と気を使ったり、心配したりすることを表すんだよ。

特に、何か大切な事柄について深く思い悩むことを指すんだ。

助手ねこ
ああ、そやな。「すごく気になる」ってことやな。何か大事なことがあると、色々と考えて心配してしまうんや。それが心をくだくって表現なんやな。

これは、「自分の大事なことに対して真剣に取り組む」を教えてくれる言葉なんやで。


ごまをする

胡麻をする

【意味】
自分の利益のために、人のきげんをとる。

ことわざ博士
「ごまをする」という慣用句は、他人におせじを言ったり、機嫌を取ったりして自分の利益を図る行為を指すんだよ。
助手ねこ
あー、それは「人にお世辞を言って自分のことをよく見せる」ってことやな。上司とかにちょっとへつらって、自分の立場を良くするんやな。

これは、人間関係の難しさや複雑さを教えてくれる言葉やな。でも、あんまりごますぎると逆に怪しまれるから、バランスが大事やで。

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「さ行」の慣用句意味付き

さじを投げる

匙を投げる

【意味】
物事がよくなる見込みがないと、あきらめてしまう。

ことわざ博士
「さじを投げる」という慣用句は、もともと医者がこれ以上の治療法がないとして患者を見放す状況から来ているんだよ。

一般的には、問題を解決する見込みがないと判断して、あきらめる、もしくは手を引くことを指すんだ。

助手ねこ
ほんなら、それは「これ以上どうにもならんから、手を引く」ってことやな。どんだけ頑張っても解決しない問題に対して、もうこれ以上どうすることもできへんって判断して、あきらめることやな。

これは、ときにはあきらめる勇気も必要やってことを教えてくれる言葉やで。


さばを読む

鯖を読む

【意味】
自分の都合のいいように、数や量を実際より多く言ったり、少なく言ったりする。

ことわざ博士
「さばを読む」という慣用句は、元々は魚市場で鯖を数える際にわざと数をごまかすという話から来ているんだよ。

今では、実際よりも多く見せたり、少なく見せたりして事実を曲げる行為を指すようになったんだ。

助手ねこ
ほんなら、「さばを読む」は「ホンマより多くか少なく見せて、本当のことをごまかす」ってことやな。年齢を少なく言ったり、得点を多く言ったり、そういうことやな。

これは、事実を曲げて都合よく見せることの危険性を教えてくれる言葉やな。でも、ウソはバレた時に信用を失うから、正直に行こうな。


舌つづみを打つ

舌鼓を打つ

【意味】
物を、おいしそうに食べる様子。「舌つづみを鳴らす」ともいう。美味しいものを食べる時、自然と舌で音を立てることからきた言葉。

ことわざ博士
「舌つづみを打つ」には二つの意味があるんだよ。

一つ目は、何かがとても美味しいと感じた時に、舌を鳴らすことを指すんだ。二つ目は、不満や不快な感情を表すために舌打ちをすることを指すんだ。

助手ねこ
それはつまり、一つ目は「うまいもんを食べて、もうたまらん!」って舌鳴らすことやな。

二つ目は「何やこりゃ、ちょっと気に入らへん!」って感じで舌打ちすることやな。同じ「舌つづみを打つ」でも、状況や感情によって全く違う意味になるんやな。これは、言葉のニュアンスによって意味が変わることを教えてくれる言葉やな。


舌を巻く

舌を巻く

【意味】
言葉が出ないほど感心すること。舌を巻いて縮めると、声がでなくなることからきた言葉。

ことわざ博士
「舌を巻く」という表現は、何かが非常にすばらしいことに驚いたり、感嘆したりする様子を示すんだよ。
助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「すごすぎて驚いてしまう」ってことやな。

誰かの上手さや、思わぬことが起こったときに、「うわっ、これはびっくりやで!」っていう感じで使うんやな。これは、驚きや感嘆の表現を教えてくれる言葉やな。


しっぽを出す

尻尾を出す

【意味】
かくしていたことを人に知られてしまうこと。悪いことを知られた場合の言葉で、よいことの時には使わない。

ことわざ博士
「しっぽを出す」という慣用句は、隠していたことやごまかしていたことがばれてしまう、つまり露見する状況を指すんだよ。
助手ねこ
あー、それは、「隠し事がバレてしまう」ってことやな。狐や狸が人間に化けるとき、尻尾を出すとバレてしまうんやてな。

それと同じで、隠してたことや、ごまかしてたことがバレて、あっ、バレてもうた!っていう状態を表す言葉なんやな。


しのぎをけずる

鎬を削る

【意味】
激しく争う。

ことわざ博士
「しのぎをけずる」という慣用句は、もともとは刀で激しく切り合う様子を表していたんだ。それが転じて、人々が激しく争う様子を表す言葉になったんだよ。
助手ねこ
ああ、つまり「めっちゃ激しく争う」ってことやな。剣でバチバチと戦うような激しい争いを、もっと広く、どんな競争でも表すんやな。

例えば、選挙の激戦区とか、そんな感じで使えるわけや。


雀の涙(すずめのなみだ)

雀の涙

【意味】
雀の流す涙ほど、ほんのわずかなこと。

ことわざ博士
「雀の涙」という慣用句は、非常に小さいもの、あるいはわずかな量を表すための比喩だよ。

雀の涙ほどの小ささから、この言葉は生まれたんだ。

助手ねこ
なるほど、それはつまり「ほんまにちっぽけなもの」ってことやな。雀の涙って、ほんまに小さいやろうからな。

つまり、ごくわずかなもの、ちょっとしかないものを表すんやな。退職金が「雀の涙」って言われたら、たいした額やないってことやな。


図に乗る

図に乗る

【意味】
自分の望み通り、あるいは思い通りになったのをいいことに、調子に乗ってつけあがる。

ことわざ博士
「図に乗る」という慣用句は、自分が有利な状況になったと感じて、余計に勢いづいたり、思い上がったりする様子を表しているんだ。
助手ねこ
ああ、それはつまり「調子に乗る」やな。ちょっと調子がいいと、すぐに大きなことを言い出すんやな。

ちょっとほめられたら、すぐにつけあがってしまう、そんな感じの意味やな。これは、自分の立場を忘れずに、謙虚さを忘れへんように注意しようってことを教えてくれるんやで。

「た行」の慣用句意味付き

太鼓判を押す(たいこばんをおす)

太鼓判を押す

【意味】
絶対にまちがいないと、うけあう。

ことわざ博士
「太鼓判を押す」という慣用句は、その人や物の品質などが確かであると完全に保証するという意味だよ。

まるで太鼓のように大きな印を押すことから来ているんだ。

助手ねこ
ええな、それはつまり、「絶対に良いと保証する」ってことやな。

プロが大きな判子を押して、「この腕前は絶対に良い!」って言うてるようなもんやな。これは、その人やものが本当に信頼できるということを強く表してるわけやな。


立て板に水

立て板に水

【意味】
言葉がつかえず、すらすら話す様子。

ことわざ博士
「立て板に水」という慣用句は、よどみなく、止まることなく話すことを表しているんだよ。

まるで立てた板に水が滑り落ちていくように、スムーズに話が進む様子を描いているんだ。

助手ねこ
ほんまやな。それはつまり、「すらすらとよどみなく話す」ってことやな。

立てた板に水がスーっと流れ落ちるように、話がスラスラと出てくる状態を言うんやな。これは、お話上手な人を表す言葉なんやで。


棚に上げる

棚に上げる

【意味】
自分に都合の悪いことには、ふれないでおく。

ことわざ博士
「棚に上げる」という慣用句は、問題や不都合な事柄について、わざと知らないふりをして触れないことを指すんだよ。
助手ねこ
なるほどな。それは「知らん顔して問題を無視する」ってことやな。自分のことは棚の上に置いておいて、他人の悪口ばかり言うって感じか。

要するに、都合の悪いことは見ないふり、聞かないふりすることを表してるんやな。


血も涙もない

血も涙もない

【意味】
少しも思いやりの心がない。

ことわざ博士
「血も涙もない」という慣用句は、全く人情味がなく、非常に冷酷で無情なことを指すんだ。

感情や共感の欠如を示す言葉だよ。

助手ねこ
ああ、そうやな。それは「全く人情がない、とっても冷たい」ってことやな。感情や思いやりが一切ない、そんな状態を言うんやな。

例えば、「血も涙もない借金の取り立て」って言うときは、どんなに困ってても無情に借金を返せって迫るような状況を言うんやろな。


手塩にかける

手塩に掛ける

【意味】
自分の手で世話をして大切に育てる。

ことわざ博士
「手塩にかける」という慣用句は、自分自身が大切に育て上げることを指すんだよ。

つまり、愛情を注ぎながら、手間ひまをかけて丁寧に育てることを言うんだ。

助手ねこ
そうかいな。それは「自分で手間をかけて、一生懸命育てる」ってことやな。子育てやペットの世話みたいなもんやろな。

自分で世話をして、その成長を見守るっていうのは、大変やけど、それだけに達成感もあるんやろな。これは、自分の手で物事を育て上げる大切さを教えてくれる言葉やね。


手の裏を返す

手の裏を返す

【意味】
態度が突然、がらりと変わる様子。「手の平を返す」「たなごころを返す」ともいう。

ことわざ博士
「手の裏を返す」という慣用句は、短期間で言葉や態度が大きく変わることを示すんだ。

まるで手の裏を返すように、突然行動や態度が変わることを表現しているよ。

助手ねこ
そやな。それはつまり、「すぐに態度を変える」ってことやな。まるで手の裏を返すようにすぐに態度が変わるんや。

一瞬でふりむいたり、言葉遣いが変わったりすることを言うんやろな。人間、変わるのは早いから気をつけなアカンな。


手に余る

手に余る

【意味】
自分の力では、どうにもならないこと。

ことわざ博士
「手に余る」という慣用句は、自分の能力を超えていて、対処できないという意味だよ。

手の内に入らない、つまり自分の手の内に収まらないほど難しい事象や問題に対して使われるんだ。

助手ねこ
ああ、なるほどな。それはつまり、「自分の力ではどうにもならない」ってことやな。

手に余るほど難しい問題や、自分の能力を超えた事を言うんやな。つまり、自分一人ではどうにもならへん事態や問題に直面したときに使う言葉やで。


手を焼く

手を焼く

【意味】
てこずる。もてあます。

ことわざ博士
「手を焼く」という慣用句は、物事をうまく処理できずに困ることを指しているんだよ。

つまり、それが難しくて、どう対応したらいいのか困ってしまう状況を言うんだ。

助手ねこ
ああ、それは「困ってどうしたらいいかわからん」ってことやな。もう手に負えへんくて、まいってしまう状態のことを言うんやな。

いつもうまくいくわけやないから、この表現はリアルやね。


峠を越す(とうげをこす)

峠を越す

【意味】
いちばん盛りの時期を過ぎて、衰え始める。

ことわざ博士
「峠を越す」という慣用句は、物事の最も困難な時期やピークを超えることを指すんだよ。

つまり、大変だったことが終わって、やっと楽になる瞬間のことを言うんだ。

助手ねこ
そやな、それは「一番厳しい時期を乗り越える」ってことやな。峠を登ってる時はキツイけど、いざ越えたら後は下り坂やし、楽になるんやな。

それはつまり、どんなに困難な時期でも、それを乗り越えれば楽になるということを教えてくれる言葉やね。


途方に暮れる

途方に暮れる

【意味】
どうしてよいのかわからず、困り果てる。

ことわざ博士
「途方に暮れる」という慣用句は、どう進めばいいのか全くわからなくなってしまう状況を示しているんだよ。

つまり、手段や解決法が見つからず、困り果ててしまうことを言うんだ。

助手ねこ
ほぅ、それは「もうどうしたらいいのかわからんくなる」ってことやな。

思いつく手立てを全部試してもダメで、もうどうしようもない状態のことを言うんやな。完全に迷子状態やんな、これは。

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「な行」の慣用句意味付き

長い目で見る

長い目で見る

【意味】
現在の状態だけで判断せず、将来を期待して見守る。

ことわざ博士
「長い目で見る」という慣用句は、今の状況だけでなく、もっと先の将来を見て判断をすることを意味しているんだよ。

つまり、すぐの結果に囚われずに、もっと遠くを見て物事を考えることが大切だと教えてくれる言葉なんだ。

助手ねこ
あーなるほどな。それはつまり、「今のことだけでなく、将来のことも考えて物事を判断する」ってことやな。

今ピンチでも、将来的にはチャンスに変わるかもしれへんから、いつも長い目で物事を見ることが大切やってことやな。


梨のつぶて

梨の礫

【意味】
いくら連絡しても、さっぱり返事がない様子。

ことわざ博士
「梨のつぶて」という慣用句は、手紙やメッセージを送ったのに返事が来ない状況を表すんだよ。

ここでの「梨」は「無し」を掛けた言葉遊びで、「返事が無し」という意味になるんだ。

助手ねこ
あー、そういうことかいな。それは「手紙を送っても返事が来へんこと」を言うんやな。

んで、「梨」は実は、「無し」って意味なんやで。返事が無し、つまり返事がない、ってことを遊んで言うたわけやな。それはちょっと悲しいけど、面白い表現やね。


涙をのむ

涙を飲む

【意味】
くやしいことやつらいことをじっと我慢する。

ことわざ博士
「涙をのむ」という慣用句は、自分の悔しさや無念さを堪えて、表に出さずに我慢する様子を言うんだよ。
助手ねこ
そやな、それは「悔しいけど、泣かずに我慢する」ってことやな。

つまり、内心は涙でいっぱいでも、それを飲み込んで我慢する、という感じか。なんとなく胸が痛むわな。


二の足を踏む(にのあしをふむ)

二の足を踏む

【意味】
思いきれず、ためらう。

ことわざ博士
「二の足を踏む」という慣用句は、思い切りきれずに迷ってしまう、もしくは行動をためらう様子を表すんだよ。
助手ねこ
ああ、それはつまり、「進むか進まないか迷ってしまう」ってことやな。

一歩目は進んでも、二歩目が踏み出せずに足踏みしてしまう感じやな。勇気が出ずに躊躇してしまう様子を表してるわけや。


二の句がつげない

二の句が継げない

【意味】
驚きあきれて、何か言おうにも次の言葉が出てこない。

ことわざ博士
「二の句がつげない」という慣用句は、驚きや困惑で次に何を言っていいのか分からなくなる状況を指すんだよ。
助手ねこ
なるほどな、それはつまり、「言葉が出ないくらい驚いた」ってことやな。

あまりのことにビックリして、次に何を言うべきかわからんくなる状況を表してるんやな。こりゃ、びっくりさせられた時の気持ちがようわかる表現やな。


猫の手も借りたい

猫の手も借りたい

【意味】
忙しくて人手が足りず、手伝いがほしいこと。

ことわざ博士
「猫の手も借りたい」という慣用句は、とても忙しくて、どんな助けでも欲しいという状況を指すんだよ。
助手ねこ
ああ、それは「めちゃくちゃ忙しくて、どんな手伝いでもありがたい」ってことやな。

猫の手でも借りて、何とかこなしたいくらい忙しい状況を言うんやな。わかりやすいな、これは。


根も葉もない

根も葉もない

【意味】
何の根拠もないことのたとえ。

ことわざ博士
「根も葉もない」という慣用句は、全く根拠がない、または事実に基づいていないという意味だよ。
助手ねこ
そやな、それは「全然根拠がない、でたらめなこと」って意味やな。

つまり、なんの証拠もなく、ただの噂話やウソを指すんやな。これは、信憑性を確かめなあかん、と教えてくれる言葉やな。


のどから手が出る

喉から手が出る

【意味】
ほしくてたまらない様子。

ことわざ博士
「のどから手が出る」という慣用句は、何かを非常に強く欲している、つまりそれがどうしても手に入れたいという強い気持ちを示しているんだよ。
助手ねこ
ああ、それは「ものすごく欲しくてたまらない」ってことやな。

のどからまで手が出そうなくらい、どうしてもほしいと思う気持ちを言うんやな。これは、ものすごい欲求を表してるわけやな。

「は行」の慣用句意味付き

歯が立たない

歯が立たない

【意味】
相手が強くて、かなわない。

ことわざ博士
「歯が立たない」という慣用句には、2つの意味があるんだよ。

1つ目は物事が非常に困難で、解決できない、つまり「固くて噛むことができない」状況を表す。2つ目は相手の能力や実力が自分を遥かに上回っており、とても対抗できない、つまり「相手が自分の技量をはるかに超えていて、とても取り組めない」状況を指すんだ。

助手ねこ
なるほどな、それは「ものすごく難しくて、どうにもならない」か、「相手が自分よりも圧倒的に強くて、どうしようもない」ってことやな。

固すぎて歯が立たない、あるいは相手が強すぎて歯が立たない、どっちも厳しい状況を言うんやな。これは、自分の力を知る、または自己認識の大切さを教えてくれる表現やな。


鼻をあかす

鼻を明かす

【意味】
人を出し抜いて、びっくりさせる。あっと言わせる。

ことわざ博士
「鼻をあかす」という慣用句は、他の人を出し抜いて、その人を驚かせることを意味しているんだよ。
助手ねこ
あー、それは「他人を上回って驚かせる」ってことやな。

つまり、他人よりも優れた行動や結果を出して、一目置かせるってこと。それは、努力が認められ、評価されることの大切さを教えてくれる表現やな。


鼻が高い

鼻が高い

【意味】
得意で、誇らしげな様子。

ことわざ博士
「鼻が高い」という慣用句は、自分が何かに誇りを感じたり、得意になったりすることを意味しているんだよ。
助手ねこ
あー、それは「誇らしくて、得意になる」ってことやな。自分がなにかを成し遂げたり、自分のことをほめられたりして、胸をはっていられる状況を言うんやな。

これは、自分の成功や達成感を表現する良い言葉やな。


鼻にかける

鼻に掛ける

【意味】
自慢する。

ことわざ博士
「鼻にかける」という慣用句は、自分の何か特定の点を自慢したり、得意になったりすることを意味しているんだよ。
助手ねこ
そやな、それは「自分のことを自慢する」や「特定の点で得意になる」ってことを表してるんや。

自分の長所や成功を見せびらかすことを言うんやな。でもほんまにすごい人は、自慢せんでもみんなに認められるんやで。


腹が黒い

腹が黒い

【意味】
心の中で、何かたくらんでいる様子。

ことわざ博士
「腹が黒い」という慣用句は、心が曲がっていて、悪いことを考える性質を持っていることを指すんだよ。
助手ねこ
あー、それは「心が悪くて、何か悪いことを企んでる」ってことやな。

表面はにっこり笑ってても、中身は全然違うんや。こういう人には気をつけんとあかんな。見た目だけで人を判断せん方がええんやで。


火の消えたよう

火の消えたよう

【意味】
急に活気がなくなって、さびしくなる様子。

ことわざ博士
「火の消えたよう」という慣用句は、元々あった活気やエネルギーが失われ、寂しくなってしまう様子を描写しているんだよ。
助手ねこ
そやな、それは「元気がなくなって、寂しくなる」ってことやな。火が消えてしまうと、周りがぱっと明るさを失うんと同じで、いつも元気な人が元気なくなると、周りも寂しく感じるんやな。

これは、元気というのは自分だけじゃなく、周りの人にも影響するってことを教えてくれる言葉やな。


不意をつく

不意を突く

【意味】
相手が思いもかけない時に、当然何かする。逆に突然何かされる場合は「不意をつかれる」という。

ことわざ博士
「不意をつく」という慣用句は、相手が全く予想していない、または準備ができていない状況で行動をする様子を表すんだよ。
助手ねこ
ああ、それは「相手が全く気づいてないところに、びっくりさせる」ってことやな。相手が予想もしないことをすることで、上手くいったり、驚かせたりするんやな。

でも、これはちょっとしたイタズラから、大事な戦略まで、色んな場面で使える表現やな。


袋のねずみ

袋の鼠

【意味】
追いつめられ、逃げ場を失った様子。

ことわざ博士
「袋のねずみ」という慣用句は、逃げることができない状態を比喩的に表しているんだよ。
助手ねこ
そやな、それは「逃げ道がなくて、どうしようもない状況」ってことやな。

鼠が袋の中に入ったら、出ることができへんもんな。どうにもならん状況に陥った時のたとえやな。困った時には、この言葉が思い出されるわな。


へそを曲げる

臍を曲げる

【意味】
きげんをそこねて、すねた態度をとる。

ことわざ博士
「へそを曲げる」という慣用句は、誰かが怒って頑固になる、またはわざと意地悪をする状況を指すんだよ。
助手ねこ
ああ、そやな。「へそを曲げる」っていうのは、「ムッとなって意地っ張りになる」や、「何か気に入らんことがあって、わざと意地悪する」ってことやな。

人間関係がこじれて、こんな状況になったら、大変やな。誰かが「へそ曲げてる」って時は、ちょっと機嫌を直してやるのも大切やな。


ほおが落ちる

頬が落ちる

【意味】
とてもおいしいことのたとえ。

ことわざ博士
「ほおが落ちる」という慣用句は、何かが本当に美味しい時に使われる言葉だよ。

とても驚くほど美味しいことを強調するために使われるんだ。

助手ねこ
ほんまに美味しいもんを食べた時に使うんやな。

つまり、「これは美味しすぎて、ほっぺたが落ちそうや!」っていうのが、この表現の元々の意味やな。これは、何かすごく美味しいものを食べた時に使ってみたいな。


骨が折れる

骨が折れる

【意味】
とても苦労する。

ことわざ博士
「骨が折れる」という慣用句は、何かが非常に困難で、大変な労力が必要なことを示しているんだ。
助手ねこ
なるほどな、それは「物事がめちゃくちゃ大変で、やるのが難しい」ってことやな。

骨を本当に折るのは痛いし大変やもんな、そのイメージで使われてるんやな。これは、何か大変なことに取り組む時によく使われる表現なんやで。

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「ま行」の慣用句意味付き

まくらを高くする

枕を高くして寝る

【意味】
安心して眠ること。安心する、という意味にも使う。

ことわざ博士
「まくらを高くする」という慣用句は、自分が安心して眠る、または、安心して生活できるという状態を指しているんだよ。

この表現は、心配事がなくて、思いっきりリラックスできる状態を描いているんだ。

助手ねこ
そうかいな。それはつまり、「すごく安心して寝られる」または「思いっきりリラックスして生活できる」ってことやな。

あんまり気にすることなく、ゆったりとした心地で生活できる状態を表してるんやな。なんかええな、これは。


眉をひそめる

眉をひそめる

【意味】
心配ごとや不愉快なことのせいで、顔をしかめる。

ことわざ博士
「眉をひそめる」という慣用句は、何か心配事がある時や、他人の行為に不快感を覚えて顔をしかめる状態を表しているんだよ。
助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「何か心配なことがあったり、誰かの行動にムカっときて顔をしかめる」ってことやな。

顔つきからも、どことなく気に入らないことがあるんやなって感じが伝わってくるんやな。


水に流す

水に流す

【意味】
過去のもめごとを、なかったことにする。

ことわざ博士
「水に流す」という慣用句は、過去にあった問題やいざこざを全て忘れてしまう、つまりなかったことにすることを指しているんだよ。
助手ねこ
ああ、そやな。それはつまり「前にあった揉め事や問題を、全部忘れてしまう」ってことやな。

水に流して、全部流れていったかのように、それらを全てなかったことにするってことや。過去のことは過去のこととして、もう気にせん、それを示すんやな。


水の泡になる

水の泡

【意味】
努力したことが、すべて無駄になってしまうことのたとえ。

ことわざ博士
「水の泡になる」という慣用句は、せっかくの努力が無駄になってしまうことを言うんだ。

例えば、「今までの練習が水の泡になった」のように、すべての努力が報われず、結果が出ない状況を描いているんだよ。

助手ねこ
なるほどな。それはつまり「せっかくの努力がすべてパーになる」ってことやな。水の泡になるっていうからには、あっという間に消えてなくなっちゃうんやな。

たとえば、いっぱい練習したのに、試合で全く結果が出せなかったら、それは全部水の泡、全部ムダになっちゃったってことやな。


水を打ったよう

水を打ったよう

【意味】
大勢の人が口をきかず、しずまりかえる様子。

ことわざ博士
「水を打ったよう」という慣用句は、たくさんの人々が一瞬にして静まり返る様子を描いているんだ。

つまり、その場が急に静かになる状況を表す言葉なんだよ。

助手ねこ
そうかいな。それはつまり、「たくさんの人が一気に静かになる」ってことやな。

いきなりみんながシーンとなって、何も音がしなくなるような感じやで。まるで、水面に何も投げ入れへんときのようにピタリと静まり返るんやな。


耳にたこができる

耳にたこができる

【意味】
同じことを何度も何度も、いやになるくらい聞かされる。

ことわざ博士
「耳にたこができる」という慣用句は、同じことを何度も何度も聞かされて、もううんざりするほど繰り返される状況を指すんだ。

たこは、漢字で「胼胝」と書き、皮膚が厚くなって角質化することを示しているんだよ。

助手ねこ
そっかー、それはつまり「同じことをうんざりするほど何度も聞く」ってことやな。

たこができるほど、っていうからには、もう本当に聞き飽きて、はっきり言ってウザいぐらい聞かされたってことやな。ほんまに耳にたこができるんちゃうかと思うほど、同じ話を聞かされたって感じやな。


耳が痛い

耳が痛い

【意味】
自分の失敗や欠点をつかれて、聞いているのがつらいこと。

ことわざ博士
「耳が痛い」という慣用句は、他人の言葉が自分の弱点や問題点を指摘していて、それを聞くのが不快やつらいという意味を持つんだよ。
助手ねこ
なるほどな。つまり「自分のダメなところを指摘されて、聞いててツラい」ってことやな。

他人から直球で弱点突かれると、耳がちょっと痛い感じになるしな。これは、「自分の問題点を直視する大切さ」を教えてくれてる言葉やな。


耳が早い

耳が早い

【意味】
うわさや情報をすばやく聞きつけること。

ことわざ博士
「耳が早い」という慣用句は、情報やうわさをすばやく聞きつけることを示しているんだよ。

つまり、新しい情報や話題に敏感で、いち早くそれをキャッチする能力を持っているということだよ。

助手ねこ
「情報をすぐに聞きつける」ってことやな。情報を早く手に入れるというのは、今の時代には大事なスキルやからな。

あっという間に情報をつかむ人は、周りから見ても「耳が早い」って思われるんやろな。これは、「情報収集力の重要さ」を教えてくれる言葉やで。


虫の居所が悪い

虫の居所が悪い

【意味】
きげんが悪く、ささいなことでも怒り出す状態。

ことわざ博士
「虫の居所が悪い」という慣用句は、人が機嫌が悪く、ちょっとしたことでも不快に感じる状態を指すんだよ。

つまり、ちょっとしたことでイライラする、という感じだね。

助手ねこ
あー、それはつまり、「何にでもイラッとくる、不機嫌な状態」ってことやな。

ちょっとしたことでも気に障るくらい、機嫌が悪いんやな。これは、心の整理が必要な時や、休息が必要な時を示す言葉やな。


虫がいい

虫がいい

【意味】
自分の都合ばかり考えて、人のことを考えない、自分勝手な様子。「虫がよすぎる」という形で使うことも多い。

ことわざ博士
「虫がいい」という慣用句は、自分だけが得をしようとして、他人のことを考えない状態を指すんだよ。

自分中心で他人を無視する、そんな意味が含まれているね。

助手ねこ
ほんなら、それは「自分だけ得をしようとして、他人のことを考えない」ってことやな。

他人のことを顧みず、自分だけが楽をしようとする状態やな。これは、自己中心的な行動はダメだっていう、注意喚起の言葉やな。


胸を張る

胸を張る

【意味】
自信に満ちて得意げな様子。

ことわざ博士
「胸を張る」という慣用句は、自信を持って堂々と振舞う様子を指すんだよ。

つまり、自分の能力や成果に自信を持ち、誇りに思う状態を表しているんだ。

助手ねこ
あー、それはつまり、「自信満々で堂々とする」ってことやな。

自分のできることや達成したことを誇りに思って、得意げにする状態やな。これは、自信を持つことの大切さを教えてくれる言葉やで。


目が肥える

目が肥える

【意味】
いいものを見慣れて、いいものと、そうでないものを見分ける力がつく。


目に余る

目に余る

【意味】
①やることがひどすぎて、だまって見ていられない。
②数が多くて一目で見渡せないほどである。

ことわざ博士
「目に余る」という慣用句は、二つの意味があるんだ。

一つ目は、何かが度を超えてひどい状態で、黙って見ていられないほどのことを指すよ。

二つ目の意味は、何かがとてもたくさんあって、一度に全てを見渡すことができない状態を指しているんだ。

助手ねこ
あー、それはつまり、一つ目は「ものすごくひどい状況で、見ていて耐えられへん」ってことやな。

二つ目は「めちゃくちゃたくさんあって、一目で全部見ることができへん」ってことやな。どっちも「目に余る」って言うんやな、なるほどな。


目を三角にする

目を三角にする

【意味】
はげしく怒る様子。

ことわざ博士
「目を三角にする」という慣用句は、人が怒っている時や恐ろしい顔をしている時を指すんだよ。
助手ねこ
ああ、なるほどな。それは、「めっちゃ怒ってて、目つきが怖い」ってことやな。

目が三角形みたいに尖って見えるくらい、はげしく怒っているというわけや。この言葉は、「人の怒りや威嚇」を伝えるんやで。


目を白黒させる

目を白黒させる

【意味】
驚き、あわてること。ひどく苦しくて目玉を動かす場合にも使う。

ことわざ博士
「目を白黒させる」という慣用句は、人がとても驚いたり、混乱したりする様子を描写するんだよ。
助手ねこ
あー、わかったわかった。それは「目がキョロキョロ動いてるほどビックリしてる」か、「ものすごい混乱しててあたふたしてる」ってことやな。

なるほど、これは「驚きや混乱」の状況を表してるんやな。

「や行」の慣用句意味付き

やぶから棒

藪から棒

【意味】
突然何かをすることのたとえ。

ことわざ博士
「やぶから棒」という慣用句は、「何の前触れもなく、突如として何かが起こる」状況を示すんだよ。
助手ねこ
あー、わかるわかる。これは「びっくりするほど予期せぬ出来事が突然に起きる」ってことやな。

要するに「唐突に」って意味やね。


山をかける

山を掛ける

【意味】
万に一つの幸運をねらい、当てずっぽうに何かすること。試験の時、問題に出そうなところを予想しそこだけ勉強する、という意味に使われることが多い。

ことわざ博士
「山をかける」という慣用句は、非常に小さな確率でしか起こらないことを願い、それに全力を賭ける行為を指すんだ。

試験においては、特定の問題だけに集中して勉強するという状況を表すのに使われることが多いんだよ。

助手ねこ
なるほどな。それは「わずかな可能性に全てを賭ける」ってことやな。試験に出そうな問題だけに絞って勉強するのもこれに該当するんや。

でも、これはちょっとリスキーやな。それが当たればラッキーだけど、外れたら一発で詰むやん。全範囲を勉強することの大切さを思い出させてくれる言葉やな。


指をくわえる

指をくわえる

【意味】
①どうにかしたいと思いながらも手が出せず、ただ、そばで見ている。うらやましがる。
②きまり悪そうにする。恥ずかしそうにする。

ことわざ博士
「指をくわえる」という慣用句は、主に二つの意味があるんだ。

一つ目は、何かを羨ましく思いながら、それに手を出すことができない状況を指すよ。

二つ目は、きまり悪さや恥ずかしさを感じている様子を表現しているんだ。

助手ねこ
それはつまり、「何かがほしいけど手に入れられないとき」や、「なんか恥ずかしい、きまり悪いと思ってるとき」に使う表現なんやな。

欲しいものが手に入らないときの切なさや、人前で恥ずかしがるときの気まずさを表現するんや。これは、人間の感情の細かな描写を表す言葉やで。

「わ行」の慣用句意味付き

わらにもすがる

藁にも縋る

【意味】
追いつめられて、どうしようもなくなった時、頼りにならないものまで頼りにすること。

ことわざ博士
「わらにもすがる」ということわざは、とても困っている時には、普段なら頼りにならないようなものでも、それに頼ろうとする状況を描いているんだよ。
助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「どうしようもなく困ったときには、普段はあまり頼りにならないものでも頼ってしまう」ってことやな。

まあ、つまりは、絶体絶命の時には何でもいいから助けてくれ、って思うんやな。これは、人間が困った時の必死さを表してるんやで。


輪をかける

輪を掛ける

【意味】
物事の程度が、いっそう大きくなること。実際より大げさに言う、といった意味にも使う。

ことわざ博士
「輪をかける」という慣用句は、すでにある状況や程度をさらに一段と強く、はなはだしくすることを表しているんだ。
助手ねこ
なるほどな。それは、「もうすでにすごい状態やけど、それ以上にすごくする」ってことやな。

つまり、すごいことがさらにすごくなる、もしくは悪いことがさらに悪くなるってわけや。これは、いつも以上に強調したいときに使う表現やな。