【ことわざ】
損して得とれ
【読み方】
そんしてとくとれ
【意味】
一時的には損をしても、その先にある大きな利益を得ることを考えようというたとえ。
【語源・由来】
目先の小さい損を嫌がっていると、結局大きな利益を逃してしまうということが由来。
【類義語】
・損せぬ人に儲けなし(そんせぬひとにもうけなし)
・損すれば得する
【対義語】
・一文惜しみの百知らず(いちもんおしみのひゃくしらず)
【英語訳】
Sometimes the best gain is to lose.
損をしたようで、実はその後に大きな得をすることが、商売の「コツ」だということ。
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「損して得とれ」の使い方

このままじゃ、どんどん損をするよ!

健太くん、落ち着いて。

だって、こんなにたくさん損をしているんだよ?

損して得とれだから、大丈夫よ。
「損して得とれ」の例文
- 損して得とれと言うように、ここはひとまず譲ることにしよう。
- 今は黙って引き下がった方がいいと、上司に助言された。ここは損して得とれだと教わった。
- ここでは原価を割っているけれど、大口の契約が取れたら儲かるのだから、損して得とれだ。
- 損して得とれということは、商売に必要な判断だと先輩には何度も教わっている。
- 今は黙っておくことで、損して得とれというように、この後に大きな契約を取れそうだ。
目先の小さな利益にこだわることを、戒めている時に使う。
まとめ
商売の世界では、儲けはとても大切なことではないでしょうか。
儲けることは大切ですが、そのことばかりに気を取られてしまい、その先にある大きな利益を手にれるチャンスを逃してしまうことは、商売にとって大きなダメージではありませんか。
小さな損を重ねることで、儲けが減ってしまい大きな損になってしまうと、不安になることもあるでしょう。
しかし、損して得とれというように、本当に大きな利益を得るためには多少の損はつきものなのかもしれませんね。