【言葉】
応える
「答える」とも書く。
【読み方】こたえる
【意味】
①他人の働きかけに対して、言葉を返す。
②報いる。
③他からの作用に対して満足を与えられるだけの十分な行動をとる。
④刺激を身にしみて感ずる。深く感ずる。
⑤問題に解答する。
【類義語】
・応じる
・報いる
・断る
・告げる
「応える」の使い方
健太くん。このテストを見せたら、ご両親はがっかりするわよ。
両親の期待に応えたいとは思っているんだけどね。
0点をとっている場合じゃないわよ。
きっといつか才能が花開く瞬間が来るよ。
「応える」の例文
- ファンの期待にちゃんと応えなければスターとは言えない。
- 今年の夏の暑さが身に応え体調を崩す。
- アンコールに応えてもう一曲演奏してくれた。
- 健太くんのつれない言葉が心に応える。
- 国民の要望にできるだけ応えたい。
「応える」と「答える」「堪える」との違いは?
「応える」と同じ読み方の語に「答える」「堪える」があります。
「応える」と「答える」の違いは?
「応える」は「答える」とも書きます。
しかし「応える」は、反応などの場合に使われます。
対して「答える」は、返事や解答の場合に使われます。
「応える」と「堪える」の違いは?
「堪える」とは、
①耐える。こらえる。がまんする。
②(多く、動詞の連用形に付いて複合語をつくる)耐えつづける。保つ。
という意味です。
働きかけに対して、それに添うような反応を示すことをいう「応える」と、我慢することをいう「堪える」は意味が違います。