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【故事成語100選】有名な故事成語一覧と意味付き

故事成語

故事成語とは、ある故事がもとになってできた言葉です。故事とは昔の出来事のことで、故事成語のほとんどは中国の古典に書かれた話からできています。

故事成語は、一つ一つに由来となった歴史や物語があります。

この記事では、沢山ある故事成語の中でも、厳選して有名な故事成語を100個にしぼり意味と故事付きで掲載しました。

小・中学生はもちろん、高校生も大学生も、そして大人の方の勉強としても十分活用できます。

また、それぞれの故事成語の上の⭐️印は知っておきたい故事成語の重要度を表しています。

絶対知っておこう

よく使われるから知っておこう

一応、知っておこう

あなたが知っている故事成語はいくつありますか?

かっこいい故事成語は、かっこいい故事成語ランキングTOP30をご覧ください。

小学生用の中学受験によく出る故事成語は中学受験によくでる故事成語TOP12をご覧ください。

中学生用の高校入試によく出る故事成語は高校入試によくでる故事成語一覧をご覧ください。

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「ことわざ」「慣用句」「故事成語」の違いは、こちらの記事をご覧ください。

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【索引】有名な故事成語

索引
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行
わ行

「あ行」の故事成語一覧

圧巻(あっかん)

書物の中で最もすぐれた詩文。作中最もすぐれた部分。転じて、全体の中で、最もすぐれた部分。出色 (しゅっしょく) 。

【故事】
「巻」は、昔の中国の官吏かんり登用試験の答案。最優等者のものをいちばん上にのせたところから。


羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)

たった一度の失敗に懲りて、必要以上に注意深くなることを表している。

【故事】
元々は中国由来の言葉であり、原文は「懲於羹而吹韲兮、何不變此志也」である。あつもの(野菜や肉を熱々に煮込んだ汁物)を食べたことにより火傷をしたことから、冷たくした(生肉や生魚を酢で和えたもの)でも用心深く吹いて冷ましてから食べる、そんな姿をたとえている。春秋戦国時代しゅんじゅうせんごくじだいを代表する詩人とし有名であった屈原くつげんの詩であり、中国戦国時代の王国・にあった詩を集め、全17巻にも及ぶ詩集として有名な『楚辞そじ』九章・惜誦せきしょう編に収録されてある。


一挙両得(いっきょりょうとく)

一つの行動で二つの利益を得ること。また、少ない労力で多くの利益を得ること。

【故事】
司馬錯しばさくという戦国時代のしんの将軍が、張儀ちょうぎという戦国時代の遊説家ゆうぜいか(戦国時代に諸侯しょこうなどに策を提言し、それを生業とした人)としん恵王けいおうの前で次のような論争をしました。司馬錯は我が秦はまずしょくを攻めるべきだと主張し、一方遊説家の張儀ちょうぎは「蜀など攻めずに韓を攻めた方がよい」と言います。二人の提言を聞いた秦の恵王は、さらなる説明を二人に求めます。張儀は「まず魏と楚両国と親善関係を結び、そのあと韓を討ってそのまま周を脅迫し、秦が天下を取ったと名乗りをあげるべきです」と主張します。司馬錯はこれに対し「いやいや、まずは広大な蜀を手に入れて国力の増大を図る方が先です」と主張します。司馬はさらに「現在秦の土地はわずか、庶民は困窮しております。まずは簡単にできることから始めるべきでしょう。蜀は西の辺鄙へんぴなところにあり、ここを奪えば秦は領地が広がり、財も得られ、庶民を豊かにすることも可能です。軍をよくおさめ、庶民に害を与えなければ、蜀は我らに帰順するでしょう。そうすれば天下の人は我々を暴虐とか貪欲とか非難しないはずです。兵を一度動かすだけで名と利の両方が一挙に得られるのです」と王を説得します。恵王はそれを聞いて「良い意見である」と司馬錯の意見を取り入れ、まず蜀を攻めてこれを滅ぼします。


井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)

自分の目で見たり耳で聞いたりするなどして得た体験や知識が圧倒的に少なく、それでいて自分の乏しい見聞にこだわってしまうという意味です。見聞が乏しいにも関わらず、自分は何でも知っているように勘違いしたり、得意になっている人を指す事もあります。また、世間知らずという意味もあります。

【故事】
中国の思想家・荘子そうしの書いた「秋水しゅうすい」の中の「井蛙不可以語於海者、拘於虚也」という言葉が由来となっています。意味は、井戸の中のカエルに海の話が通じないのはカエルが井戸という狭い世界にとらわれているから、という内容です。ここから、物の見方や考え方が狭い人を指して使うようになりました。


雨だれ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)

どんなに微力だろうと、それを諦めず継続していけば、いつの日にか努力が実るということをたとえている。

【故事】
元々は中国由来の言葉である、前漢のことを記した歴史書『漢書』・枚乗伝ばいじょうでんに「泰山之霤穿石」と記述されていた。現代語訳すると「泰山たいざんに降る雨のあまだれは石を穿つ」となる。泰山とは、中国山東省中部にある名山を指しており、その山から染み出た雨の雫(つぼみ)が長い時間をかけ、滴る雫で石を砕いたと言う意味であり、それが転じてきている。


石に枕し流れに漱ぐ(いしにまくらしながれにくちすすぐ)

石を枕にして眠り、川の流れに口をすすぐように、世間から離れ、自然の中で自由な生活をすること。

【故事】
しん孫楚そんそと言う人が隠居いんきょする時に友人に「石に枕し流れに漱ぐ」と言うべき所を「石に漱ぎ流れに枕す」と逆に言ってしまった。友人にそのことを言われると、負け惜しみで石でくちをそそぐのは歯をみがくためで、流れに枕するのは耳をあらうためだ」とこじつけたことから、この語ができた。

石に枕し流れに漱ぐ

一将功なりて万骨枯る(いっしょうこうなりてばんこつかる)

一人の将軍の輝かしい功名の陰には、幾万の兵が屍を戦場にさらした結果である。功績が上層の幹部のみに帰せられ、その下で犠牲になって働いた多くの人々が顧みられないことを嘆く語。

【故事】
中国・唐の曹松そうしょう己亥歳きがいのとし」による。唐の時代の末期には、各地に多くの戦乱が起こっていた。将軍が功名を争う陰には、犠牲になった無名の兵などたくさんのしかばねが戦場にさらされていることをなげいたことが由来。


烏合の衆(うごうのしゅう)

規律も統制もない群集。または軍勢。

【故事】
「後漢書」の中の「今東帝無尺寸之柄、驅烏合之眾、跨馬陷敵、所向輒平」から。東帝(劉秀りゅうしゅう)が王郎おうろうと戦う事になりましたが、敵は兵の数が多いため、東帝は王郎を倒せるか心配になりました。すると部下が「王郎は烏合の衆を集めただけだから、この戦は勝てますよ」と言って東帝を励ましました。そこから、統率のない群衆や軍勢をあざけて、烏合の衆と呼ぶようになりました。


遠交近攻(えんこうきんこう)

遠国と親交を結び近国を攻略する外交政策。遠い国と手を結び、背後から牽制けんせいさせながら近い国を攻める策。遠い国は最後に攻めるという策略。

【故事】
「交」は交際、「攻」は攻撃の意味。中国の戦国時代、范雎はんしょしん昭王しょうおうに進言した外交政策。秦はこの政策によって諸国を征服し、范雎はんしょはこの功で宰相さいしょうになった。


燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや)

小人物しょうじんぶつには、大人物だいじんぶつの遠大な志を知ることができない。

【故事】

『史記・陳渉世家』から。後に楚王そおうとなる陳渉ちんしょうが若い頃に農耕に雇われていたときに、その大言を嘲笑した雇い主に向かって「磋呼、燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」と言ったことから。


小田原評定(おだわらひょうじょう)

長引いてなかなか決定しない相談。

【故事】
豊臣秀吉が小田原城を攻囲した時、小田原城内で北条氏直の腹心等の和戦の評定が長引いて決定しなかったことから。

小田原評定

温故知新(おんこちしん)

前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分のものとすること。古いものをたずね求めて新しい事柄を知る意から。

【故事】
孔子こうしが弟子たちに言った言葉からこの語ができた。 「温」はたずね求める意。一説に、冷たいものをあたため直し味わう意とも。「ふるきたずねて新しきを知る」または「ふるきあたためて新しきを知る」と訓読する。


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