「再三にわたり」の意味と使い方や例文!「再三にわたり申し訳ございません」は正しい敬語?(類義語)

【言葉】
再三にわたり

【読み方】
さいさんにわたり

【意味】
物事が2度も3度もたびたび起こること。

【類義語】
・たびたび
・しばしば

「再三にわたり」の使い方

ともこ
この国は災害に見舞われる度に、再三にわたって再興してきたのよね。
健太
災害大国日本といわれているわりには防災意識が低いよね。
ともこ
昨今の災害では、科学を過信して油断していた部分はあるわよね。
健太
自然に対して、昔の人のように畏敬の念を抱かないといけないよね。

「再三にわたり」の例文

  1. 再犯をくり返す彼は、支援者や親族の思いを再三にわたり裏切っている。
  2. このチームは攻勢を強め、再三にわたり決定機を創出した。
  3. 再三にわたり注意したが、彼の心に響かなかったようだ。
  4. 再三にわたり騙されてきたのに、彼はまだ懲りていない。
  5. ロシア軍の行為は、再三にわたり非難を浴びてきた。

「再三にわたり申し訳ございません」は正しい敬語?

再三にわたり」を用いた表現の一つに「再三にわたり申し訳ございません(さいさんにわたりもうしわけございません)」があります。

再三にわたり申し訳ございません」とは、繰り返しで申し訳ないという意味です。

何度も連絡やお願いをした時に使います。

再三にわたり申し訳ございません」の「申し訳ございません」は、間違った敬語という意見があります。

申し訳ない」を一つの形容詞と捉えたとき、「ない」が「ございません」に変化するのは間違いで、「申し訳ないことでございます」「申し訳なく存じます」が正しいという考えです。

しかし「申し訳」を名詞として捉えたとき、「申し訳」は、「申し開き、言い訳、弁解」という意味があるため「申し訳」+「ございません」は正しいという考えもあります。

一般的に「申し訳ございません」は、正しい表現としてビジネスシーンで使われており間違いではありません。