「強いる」の意味と使い方や例文!「無体を強いる」とは?(類義語)

【言葉】
強いる

【読み方】
しいる

【意味】
相手の意志を無視して、自分の意のままにおしつける。強制する。

【類義語】
・強制
・強要

「強いる」の使い方

健太
国葬の際は国旗を掲げ黙祷をするんだって。
ともこ
弔意を強いるのはどうなんだろう。
健太
弔意は自然と生じるものだと思うんだけど。
ともこ
どこかの軍事国家みたいね。

「強いる」の例文

  1. 被害者に泣き寝入りを強いるとは何事だ。
  2. 民衆に犠牲を強いる政府は必要ない。
  3. ただでさえ忙しい現場に、さらなる負荷を強いた。
  4. 発達した文明が人に苦痛を強いるという話は、容認したくありません。(福井晴敏 終戦のローレライ 上)
  5. 実の頼みは、茶話のようで、その実無理にも強いるような力を持ていた。(島崎藤村、家)

「無体を強いる」とは?

強いる」を用いた表現の一つに「無体を強いる(むたいをしいる)」があります。

無体を強いる」とは、無理なことや無法なことを強制することをいいます。

【例文】

  1. 部長に無体を強いられたので辞めることにした。
  2. 上司は、自分の成績アップのために部下に無体を強いるばかりだった。