「取り計らう」の意味と使い方や例文!上司や目上に使ってもOK?(類義語)

【言葉】
取り計らう

【読み方】
とりはからう

【意味】
物事がうまく行くように取り扱う。処理する。はからう。

【類義語】
・片付ける
・処理する
・世話する
・対応する
・便宜を図る
・メリットを得ようとする

「取り計らう」の使い方

健太
今日の講演会の先生は、駅から学校までどうやって来るの?
ともこ
迎えの車を出すよう取り計らったわよ。
健太
抜かりないね。さすがともこちゃん。
ともこ
先生が到着する前に最終チェックをしましょう。

「取り計らう」の例文

  1. そうして私を私の希望する東京へ出られるように取り計らってくれました。(夏目漱石 こころ)
  2. 広告事業に参画できるよう取り計らう見返りに、広告大手から金銭を受け取った疑いがある。
  3. さすがに、自分の一存で取り計らったことが、気になっている風だった。(井上靖 崖 下)
  4. よきに取り計らうよう上司から指示があった。
  5. 建設許可が下りるよう取り計らってくれた。

上司や目上に使ってもOK?

取り計らう」は、物事がうまく行くように取り扱うことをいいます。

目上の人に対する自分の行動を「取り計らう」と表現するのにふさわしい言葉ではありません。

取り計らう」は、目上の人が目下の人に対して「取り計らう」よう指示を出す言葉です。

それに対し返事をする時に「こちらで取り計らいます」と答える場合は、目上の人に使うことが可能です。

また、うまく取り計らって欲しいと目上の人にお願いする場合は「よろしくお取り計らいくださいますよう。お願い申し上げます。」

うまく取り計らってもらい、感謝の気持ちを伝える場合は「格別のお取り計らいを感謝いたします。」というような表現で伝えることができます。