【言葉】
茶化す
【読み方】
ちゃかす
【意味】
人の話を真面目に受け取らず、冗談のようにしてしまう。からかう。ひやかす。
【類義語】
・からかう
・ひやかす
・野次る
【対義語】
・尊敬する
「茶化す」の使い方
健太くん真面目な話があるんだけど。
真面目な話って何?僕のことを好きだとか?いやあ、それは困る。僕には大事な彼女がいるんだ。
茶化さないでちゃんと聞いてよ。
いつに無く真剣な表情だったから茶化したくなってしまったんだ。
「茶化す」の例文
- 真面目な話をしているのに健太くんが茶化す。
- 真剣に議論しているんだから、茶化さないでいただきたい。
- 恋愛問題をこんなふうに茶化されると、ジュリヤンの目には涙が浮んだ。(スタンダール 赤と黒)
- 深刻ぶらうと、茶化さうと、芸術家は芸術自体だけが問題ではないか。(坂口安吾 大阪の反逆)
- 啓造のまじめな姿も、村井には茶化す材料にしかならないかも知れない。(三浦綾子 続 氷点)
「茶化す」と「冷やかす」の違いは?
「茶化す」に似ている表現に「冷やかす(ひやかす)」があります。
「冷やかす」とは、
①氷や水に漬けるなどして、冷えるようにする。ひやす。
②登楼せずに張見世の遊女を見歩く。
③買う気がないのに売り場をうろついたり、商品の値段を尋ねたりする。
④相手が恥ずかしがったり当惑したりすることを言ってからかう。
という意味です。
「茶化す」も「冷やかす」も、からかうという意味があります。
しかし「茶化す」は、人の話を真面目に受け取らず、冗談のようにしてからかうことをいいます。
「冷やかす」は、相手が恥ずかしがったり当惑したりすることを言ってからかうことをいいます。
また「冷やかす」には、「冷やす。登楼せずに張見世の遊女を見歩く。買う気がないのに売り場をうろついたり、商品の値段を尋ねたりする。」という意味がある点が「茶化す」と違います。