「手緩い」の意味と使い方や例文!「生ぬるい」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
手緩い

【読み方】
てぬるい

【意味】
きびしくない。扱いが寛大である。きっぱりせず、まだるっこい。

【類義語】
・まだるっこい
・生ぬるい

【対義語】
・手厳しい

「手緩い」の使い方

健太
処罰が国外追放とは手緩いね。
ともこ
手緩いわよね。もっと厳しくていいのに。
健太
法曹界と容疑者は繋がっているのかな。
ともこ
何かしらの配慮を感じるわよね。

「手緩い」の例文

  1. 同人雑誌を発行したのは、山野の知らしてきたような手緩いものではない。(菊池寛 無名作家の日記)
  2. 纏まった詩だの歌だのを面白そうに吟ずるような手緩い事はできないのです。(夏目漱石 こころ)
  3. マーキューショー おお、手緩いぞ、面目丸潰れだ、卑劣極る屈服だ!「お突き、一本」の一言で片は附く。(シェイクスピア ロミオとジュリエット)
  4. 謹慎だけとは手緩い、彼には退職処分が相応だ。
  5. SNSでの暴言に対してアカウント停止だけでは手緩い

「手緩い」と「生ぬるい」の違いは?

手緩い」に似ている語に「生ぬるい」があります。

生ぬるい」とは、
①少しぬるい。あたたかさ、冷たさが十分でなく中途半端。
②なんとなく柔弱である。
③不徹底である。十分でない。てぬるい。

という意味です。

手緩い処置」「生ぬるい処置」のように、きびしくない処置のことをいいます。

しかし「生ぬるい」は、少しぬるいという温度を表す意味がある点が違います。