「手がかり」の意味と使い方や例文!「足がかり」との違いは?(類義語)

【言葉】
手がかり

「手掛り」「手懸り」とも書く。
【読み方】
てがかり

【意味】
①手をかける所。よじ登るときにとりつく所。
②問題を解決するためのいとぐち。

【類義語】
・よすが
・足がかり

「手がかり」の使い方

ともこ
なかなか犯人が逮捕されないわね。
健太
警察は逮捕の手がかりをつかんでいるようだよ。
ともこ
逮捕に踏み切れない理由が何かあるのかな。
健太
一般市民には分らない何かがあるんだろうね。

「手がかり」の例文

  1. きみは手がかりをまだ少しもつかんでいないといったばかりじゃないか。(江戸川乱歩 妖怪博士)
  2. 経験豊かな人の意見を手がかりに、予測を立てていく。
  3. 大して意味があるようにも思えない二つの言葉だけが手がかりだ。
  4. 手がかりも足がかりもない険しい岩場だ。
  5. 事件の手がかりを求めて東奔西走する。

「手がかり」と「足がかり」の違いは?

手がかり」に似ている語に「足がかり(あしがかり)」があります。

足がかり」とは、
①高い所へ登るときに足を掛けて助けとする所、
②物事をする場合のきっかけ。

という意味です。

手がかり」も「足がかり」も、登る時に助けとする所をいいます。

しかし「手がかり」は、問題を解決するためのきっかけをいいます。

対して「足がかり」は、上のレベルを目指して物事をする場合のきっかけをいいます。