「経ない」の意味と使い方や例文!「経ながら」「経なければ」とは?(類義語)

【言葉】
経ない

【読み方】
へない

【意味】
「経る」の否定形。

「経る」とは、
①時日が過ぎる。時がたつ。
②その場所を通る。通過する。経由する。
③ある定まった過程・道筋を通る。

【類義語】
・踏まない
・通らない

「経ない」の使い方

健太
ドライアイスって液体を経ないで気体になるよね。
ともこ
固体が液体の状態を経ないで気体になることを昇華って言うのよね。
健太
おおー。何か聞いたことある。
ともこ
昨日理科の授業で習ったばっかりよ。

「経ない」の例文

  1. 複雑な手続きを経ないと解約することができない。
  2. このプロセスを経ないと成立することができない。
  3. 国会審議を経ないまま大事なことが決められている。
  4. 首相は国民に信を問う選挙も経ないまま、こっそり増税してしまうつもりだ。
  5. ドラフト指名を経ないと入団することができない。

「経ながら」「経なければ」とは?

経る」は、「経ながら」や「経なければ」という使い方をされます。

「経ながら」とは?

経ながら」とは、「その場所を通り。通過し。経由し。ある定まった過程や道筋を通り。」という意味です。

【例文】

  1. その選手は、移籍市場で海外チームに加入し、あのチームの期限付き移籍を経ながら今夏まで在籍した。
  2. 変化を経ながら現代に継承されてきた。

「経なければ」とは?

経なければ」は、何かの組織に所属をする手続きや、許可、申請をする時に使われます。

「Aを経なければ、Bをすることはできない」のように、目的などを達成するために、何らかの手続きや過程を済ませなければいけないという使い方をします。

【例文】

  1. この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。(日本国憲法 第96条)
  2. これは、必ず経なければならない手続きです。