【言葉】
心配り
【読み方】
こころくばり
【意味】
あちこちへ気を配ること。心づかい。
【類義語】
・心づかい
・配慮
「心配り」の使い方
自治体は、空港をつくることに熱心になりすぎて、周辺住民への心配りに欠けているね。
空港をつくることは正義だ。周辺住民はありがたく思えという態度よね。
実際は騒音がすごいらしいね。
飛行機の墜落や部品の落下もゼロじゃないし、もっと住民への説明があるべきよ。
「心配り」の例文
- 店員の細やかな心配りが嬉しいのでリピートしている。
- 健太くんは優しい心配りを見せてくれた。
- 泥がつかぬようにと、さまざまに心配りながらウージェーヌは歩いていた。(バルザック ゴリオ爺さん)
- 大御所の心配りに後輩芸人たちは涙する。
- 助けを求めている人にはできる限りの心配りをする。
「心配り」と「心遣い」の違いは?
「心配り」に似ている語に「心遣い(こころづかい)」があります。
「心遣い」とは、
①心を油断なく働かせること。警戒。用心。
②人のためを思っていろいろ気をつかうこと。配慮。
という意味です。
「心配り」も「心遣い」も、相手のために良いように思いやりの心を働かすことをいいます。
しかし「気遣い」は、心配の意味でも使われる点が違います。