「言質を与える」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
言質を与える

【読み方】
げんちをあたえる

【意味】
のちの証拠となる言葉を相手に言うこと。

【類義語】
・証拠を与える
・約束してしまう
・安請け合いしてしまう

「言質を与える」の使い方

健太
この地方出身の政治家が、再開発を約束してくれたんだ。
ともこ
政治家が言質を与えるとは珍しいわね。
健太
実行可能だと判断したんじゃないかな。
ともこ
地権者の反対があるかもしれないからまだ分からないけど、計画が実現される可能性が高くなったわね。

「言質を与える」の例文

  1. こちらは言質を与えたり、責任を問われるような行為をしてはならない。(石川達三 青春の蹉跌)
  2. わたしは商売人なんですよ、ピクウィックさん。どんなことでも、急いで言質を与えるようなことは、絶対にしません。(チャールズ・ディケンズ ピクウィック・クラブ 下)
  3. そして彼に言質を与えてくれた当の養父は、あっさりと幽明界を異にしてしまった。(北杜夫 楡家の人びと 上)
  4. 明確な言質を与えるようなことはしない。
  5. 健太くんに言質を与えると、どんな結果になるか分からない。