「呼び止める」の意味と使い方や例文!「呼ぶ」との違いは?(類義語)

【言葉】
呼び止める

【読み方】
よびとめる

【意味】
声をかけて立ち止まらせる。

【類義語】
・呼びかける
・声をかける
・叫び止める

「呼び止める」の使い方

健太
さっき見知らぬ人に呼び止められたんだ。
ともこ
何の用事だったの?
健太
人違いだったみたい。
ともこ
健太くんはよくありそうな顔だもんね。

「呼び止める」の例文

  1. その晩、私が隣りの側室へ寝に行こうとした時、彼女は私を呼び止めた。(堀辰雄 風立ちぬ)
  2. 僕は車に近づいた。口を開きかけて、軽く振った手の動きは呼び止めるようなかたちになった。(重松清 カカシの夏休み)
  3. 声も覚えはないが、わしと知って呼び止めた以上、蹤けて来たのであろうか?(直木三十五 南国太平記)
  4. 用事があったので健太くんを呼び止めた。
  5. 刑事の勘で不審者を呼び止める

「呼び止める」と「呼ぶ」の違いは?

呼び止める」は「呼ぶ」+「止める」から成る語です。

呼ぶ」は、
①大声を出して注意を引く。
②声や音を用いて、自分のもとへ寄せる。相手が答えるように名前などを言う。
③招待する。
④名づける。となえる。称する。
⑤妻として迎える。めとる。
⑥引き寄せる。集める。さそう。

という意味です。

呼び止める」は、誰かを「呼ぶ」ことで足を止めるという意味です。

呼ぶ」は、単に大声を出して注意を引くことをいい、足を止めるという意味がありません。