「頂戴する」の意味と使い方や例文!「頂戴いたします」は二重敬語?(類義語)

【言葉】
頂戴する

【読み方】
ちょうだいする

【意味】
もらうこと、また、もらって飲食することをへりくだっていう語。

【類義語】
・賜る

「頂戴する」の使い方

ともこ
この刀は本物なの?
健太
ご先祖様が、殿さまから頂戴したんだって。
ともこ
健太くんのご先祖様はすごい人なのね。
健太
殿さまから贈り物を賜る位に優秀だったようだね。

「頂戴する」の例文

  1. 家康は、城をそっくりそのまま頂戴したいと考えていたのである。(新田次郎 武田勝頼 一)
  2. その着ているやつをうんと大事にしろよ。代わりのやつを頂戴するのはずっと先のことだろうからな。(ストウ アンクル・トムズ・ケビン 下)
  3. 「我が縵」といったのは、自分の分として頂戴した縵という意味である。(斎藤茂吉 万葉秀歌)
  4. お客さまからお褒めの言葉を頂戴する
  5. 尊敬する先輩から、ありがたいアドバイスを頂戴する

「頂戴いたします」は二重敬語?

頂戴する」を丁寧に表現しようと「頂戴いたします」と言い表すことがあります。

頂戴いたします」は、「もらう」の謙譲語「頂戴」+「する」の謙譲語「いたす」から成る語です。

頂戴いたします」は、謙譲語が重なっているため二重敬語になります。

しかし「頂戴いたします」は、二重敬語で本来は間違った使い方ですが、「ありがたく頂戴いたします」のように、ビジネスシーンや日常会話では容認されています。