「凡ゆる」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
凡ゆる

古く「所有」「所在」などと書いた。
【読み方】
あらゆる

【意味】
あるかぎりの。すべての。

【類義語】
・全て
・全部

「凡ゆる」の使い方

健太
ともこちゃん。もう無理だ。
ともこ
凡ゆる手段を講じてみたの?
健太
思いつく限り凡ゆる手段を講じたよ。
ともこ
まだ、健太くんが思いついていない手段があるかもしれないわ。一緒に考えましょう。

「凡ゆる」の例文

  1. その多種多様であり、凡ゆる点でセンセショナルなことは驚くべきものがある。(直木三十五 大衆文芸作法)
  2. 単に俳句を作るといふやうなノンビリさはそこには既う見えなくなつて、凡ゆる芸術制作の苦しさばかりがあるのである。(室生犀星 俳句は老人文学ではない)
  3. もしこれが無事に竣工されたあかつきには、凡ゆる種類の文藝思想藝術を載せた何百の船がこの港に碇泊すると言ひ盡すことも出來まい。(島崎藤村 桃の雫)
  4. 彼の知識の幅は、凡ゆる分野にわたる。
  5. 才能を伸ばすために、凡ゆる機会を利用する。