「有り様」の意味と使い方や例文!「在り様」との違いは?(類義語)

【言葉】
有り様

【読み方】
ありさま

【意味】
①物事の様子。状態。
②人の身分。境遇。

【類義語】
・状態
・様態
・実態

「有り様」の使い方

健太
有名なゴミ屋敷に掃除に行ったんだけど、ひどい有り様だったよ。
ともこ
想像を絶するすごさだった?
健太
数日御飯が喉を通らないすごさだった。
ともこ
それは大変だったわね。

「有り様」の例文

  1. アネモネの花は、その夜の華やかな有り様を見る勇気もなかったのです。(小川未明 花と人の話)
  2. それに何かを言おうにも、僕は息を吸い込むのさえやっとという有り様だった。(村上春樹 国境の南、太陽の西)
  3. 健太くんは、落胆を隠しきれない有り様で黙り込んだ。
  4. ちょっと目を離したすきにこの有り様だ。
  5. 日々の暮らしにも事欠く有り様です。

「有り様」と「在り様」との違いは?

有り様」の「有り」は、「在り」とも書きます。

有り」も「在り」も、「ある」の文語形で「あること。現存すること。」をいいます。

なので「有り様」も「在り様」も、同じ意味ですが、主に「有り様」を使います。