「嘲う」の意味と使い方や例文!「嘲笑う」との違いは?(類義語)

【言葉】
嘲う

【読み方】
あざわらう

【意味】
①大笑いする。
②人を見下して笑う。せせら笑う。

【類義語】
・嘲る
・見下す

「嘲う」の使い方

ともこ
みすぼらしい服装の女の人がお城を訪ねてきたんですって。
健太
へえ。よくお城にはいれたね。
ともこ
それが、お城のみんなが彼女をったんですって。で、その女の人は、本当は美しい魔女で、ったお城の人たちに呪いをかけたのよ。
健太
それで勇敢な王子様が現れて呪いを解くの?よくある話だね。

「嘲う」の例文

  1. 彼らは私の失敗を見てった。
  2. 方言まじりの話し言葉を嘲う人は少ない。
  3. 他の卑俗を嘲うことは私には許されていない。人おのおの懸命の生きかたが在る。(太宰治 困惑の弁)
  4. われながら嘲うべき無智である。(司馬遼太郎 国盗り物語)
  5. 彼は、僕の負け惜しみの言葉を嘲うかのような顔をした。

「嘲う」と「嘲笑う」の違いは?

嘲う」は「嘲笑う」とも書きます。

広辞苑は「嘲笑う(あざわらう)」しか掲載されていません。

嘲う」の「」に、人をばかにするという意味があり、そこから「あざわらう」の意で使われるようになりました。

嘲笑う」は、人をばかにして笑うという意味なので、「嘲笑う」も「嘲う」も同じ意味です。