「分不相応」の意味と使い方や例文!「不相応」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
分不相応

【読み方】
ぶんふそうおう

【意味】
地位や能力にふさわしくないこと。また、釣り合っていないこと。身分不相応。

【類義語】
・不相応

【対義語】
・分相応

「分不相応」の使い方

健太
分不相応の収入があったんだよ。
ともこ
へえ。学生なのに割のいい仕事があるの?
健太
公園に置いてあるボストンバッグをコインロッカーに運ぶだけで10万円もらえたんだよ。
ともこ
それって犯罪がらみの仕事なんじゃないの?

「分不相応」の例文

  1. 分不相応に駅近のタワマンを買ってしまった。
  2. ともこちゃんとデートしたいと分不相応なことを願ってしまった。
  3. 私はこれまで分不相応な評価を得てきた。
  4. 部下が訪ねてくると、分不相応と思えるほどもてなすのか。(向田邦子 父の詫び状)
  5. 都会の女が王女のように高価な衣装を身に着けているのは分不相応だ、そう私が非難したとしても、 都会に住むどの女のことを言ってるのか分からないでしょう?どの女が、それは自分のことだと名乗り出ますか?(シェイクスピア お気に召すまま)

「分不相応」と「不相応」の違いは?

分不相応」に似ている語に「不相応(ふそうおう、ぶそうおう)」があります。

不相応」とは、「つりあわないこと。ふさわしくないこと。」をいいます。

分不相応」も「不相応」も、ふさわしくないことをいいます。

しかし「分不相応」は、身分不相応の意で、身分や能力にふさわしくないことをいいます。

対して「不相応」は、身分や能力に限らずふさわしくないことをいいます。