【言葉】
頂戴する
【読み方】
ちょうだいする
【意味】
もらうこと、また、もらって飲食することをへりくだっていう語。
【類義語】
・賜る
「頂戴する」の使い方
この刀は本物なの?
ご先祖様が、殿さまから頂戴したんだって。
健太くんのご先祖様はすごい人なのね。
殿さまから贈り物を賜る位に優秀だったようだね。
「頂戴する」の例文
- 家康は、城をそっくりそのまま頂戴したいと考えていたのである。(新田次郎 武田勝頼 一)
- その着ているやつをうんと大事にしろよ。代わりのやつを頂戴するのはずっと先のことだろうからな。(ストウ アンクル・トムズ・ケビン 下)
- 「我が縵」といったのは、自分の分として頂戴した縵という意味である。(斎藤茂吉 万葉秀歌)
- お客さまからお褒めの言葉を頂戴する。
- 尊敬する先輩から、ありがたいアドバイスを頂戴する。
「頂戴いたします」は二重敬語?
「頂戴する」を丁寧に表現しようと「頂戴いたします」と言い表すことがあります。
「頂戴いたします」は、「もらう」の謙譲語「頂戴」+「する」の謙譲語「いたす」から成る語です。
「頂戴いたします」は、謙譲語が重なっているため二重敬語になります。
しかし「頂戴いたします」は、二重敬語で本来は間違った使い方ですが、「ありがたく頂戴いたします」のように、ビジネスシーンや日常会話では容認されています。