「腑に落ちる」の意味と使い方や例文!間違いと捉える見方もある?(類義語・対義語)

【言葉】
腑に落ちる

【読み方】
ふにおちる

【意味】
納得がいく。合点がいく。

【類義語】
・納得する
・合点する

「腑に落ちる」の使い方

健太
この教科書の説明じゃよくわからないよ。
ともこ
ここは、こういうことを言いたいのよ。
健太
なるほど。腑に落ちたよ。ありがとう。
ともこ
教科書は先生の解説がないとわかりにくいことが多いわよね。

「腑に落ちる」の例文

  1. 疑問に思っていた多くのことがようやく腑に落ちる
  2. 経験を積むにつれ、あのときの恩師の言葉の一つ一つが腑に落ちるようになった。
  3. さては最前の女の上ずった声はそういうことだったのか、と腑に落ちた。(車谷長吉 赤目四十八瀧心中未遂)
  4. もちろん影山の推理が正しいという確証はない。だが、多くの謎が彼の説明によって腑に落ちたことも事実である。(東川篤哉 謎解きはディナーのあとで)
  5. あれはこういう意味だったのか、と知季は今になって腑に落ちた。(森絵都 DIVE!! 上)

間違いと捉える見方もある?

腑に落ちる」は、元々は、納得がいかないの意の慣用句「腑に落ちない」から生じた語です。

否定の意で使われるのが伝統的でしたが、近年は「腑に落ちる」という形が認められつつあります。