「気構え」の意味と使い方や例文!「心構え」「心持ち」との違いは?(類義語)

【言葉】
気構え

【読み方】
きがまえ

【意味】
①何事かを予期して心に待ち受けること。心構え。
②漢字の構えの一つ。

【類義語】
・心構え

「気構え」の使い方

ともこ
健太くん。勝てたわね。
健太
負けたら引退するくらいの気構えで戦ったんだよ。
ともこ
自分で自分を追いこんだのね。
健太
おかげで勝つことができたよ。

「気構え」の例文

  1. あのひとのいう隠れた情熱とは、出世しようというおれの気構えをいうんだ。(スタンダール 赤と黒)
  2. デザインという結果の前に、物を作る気構えのようなものが根本的に違うような気がする。(赤瀬川原平 じろじろ日記)
  3. 文学を一生の業として気構えた時、愚人は、かえって私を組し易しと見てとった。(太宰治 東京八景)
  4. 彼は、引退した選手の背番号を引き継ぐ気構えを語った。
  5. 必勝の気構えで試合に臨んだ。

「気構え」と「心構え」「心持ち」との違いは?

気構え」に似ている語に「心構え(こころかまえ)」「心持ち(こころもち)」があります。

「気構え」と「心構え」の違いは?

心構え」とは、「心にかけて待ち受けること。心の用意。」という意味です。

気構え」も「心構え」も、心にかけて準備をすることをいいます。

しかし「心構え」は、ある目的に向けての心の準備をいいます。

対して「気構え」は、ある目的を必ず達成するという意気込みを含む心の準備をいいます。

「気構え」と「心掛け」の違いは?

心持ち」とは、
①物事を見聞し、何かを感じ取った心の状態。
②気持ち。気分。心地。
③そうだと思えばそう感ぜられる。

という意味です。

気構え」は、心にかけて準備をすることをいいます。

対して「心持ち」は、心の持ち方、気分のことをいいます。