「まざまざと感じる」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
まざまざと感じる

【読み方】
まざまざとかんじる

【意味】
ある事を確かな事実として、身にしみて感じる。

【類義語】
・はっきり感じる

「まざまざと感じる」の使い方

健太
この自叙伝を読むと、作者の苦悩がまざまざと感じられるよ。
ともこ
そんなにすごいの?
健太
作者の経験したこともすごいけど、それを伝える文章がこれまたすごいんだ。
ともこ
へえ。読んでみたいから貸して。

「まざまざと感じる」の例文

  1. と、彼は手を放し、自分の顔の屈辱的な愚かしい表情をまざまざと感じるのだった。(トルストイ アンナ・カレーニナ)
  2. 次郎は、その沈黙と孤独の奥に、自分の恋と自分をとりまく時代とが蛇のようにもつれあい、すさまじく鳴動して、自分の運命を刻々にゆさぶっているのを、まざまざと感じるのであった。(下村湖人 次郎物語)
  3. 来る日も来る日も、前日と同じ文体の緊張を保ちつづけることによって、彼は自分の内部に、「鴎外」という変わらぬ存在があることをまざまざと感じることができたにちがいない。(山崎正和 鴎外 闘う家長)
  4. 今回の北海道旅行で、素晴らしい食材の宝庫だとまざまざと感じる
  5. 仕事を通して彼のプロ意識をまざまざと感じる