「身を委ねる」の意味と使い方や例文!「身を任せる」との違いは?(類義語)

【言葉】
身を委ねる

【読み方】
みをゆだねる

【意味】
自分の人生や身体を全面的に任せること。

【類義語】
・身を任せる
・天命を待つ

「身を委ねる」の使い方

健太
穏やかな音楽に身を委ねると心身ともに癒されるね。
ともこ
ゆったりした気分になるわよね。
健太
細胞の一つ一つが生まれ変わるようだ。
ともこ
そこまで効果を感じる?作曲家も本望でしょうね。

「身を委ねる」の例文

  1. プロに身を委ねると絶対的に安心だ。
  2. 敗者はただ去り行く運命に身を委ねるしかないのが現実だ。
  3. 先生が己に身を委ねる契約を書いた、 あの筆までがまだここにある。(ゲーテ ファウスト 下)
  4. ここで警部は背もたれにゆったりと身を委ね、腹の前で軽く手を組んだ。(有栖川有栖 ダリの繭)
  5. 僕はもう幸福の夢に身を委ねることが出来なかった。(ツルゲーネフ 片恋)

「身を委ねる」と「身を任せる」の違いは?

身を委ねる」に似ている語に「身を任せる(みをまかせる)」があります。

身を任せる」とは、相手のするがままにまかせることをいいます。

身を委ねる」と「身を任せる」の違いは、「委ねる」と「任せる」の意味です。

委ねる」も「任せる」も、物事の処置などを、他の人の思いのままにさせることをいいます。

しかし「委ねる」は、相手に全面的に託すことをいいます。

対して「任せる」は、ある人がしなければいけない事を他の人に依頼し、その人の責任において自由にやらせることをいいます。