【言葉】
名指し
【読み方】
なざし
【意味】
名をあげて指名すること。
【類義語】
・指名
「名指し」の使い方
今日は、先生に名指しで称賛されていたね。
大勢の前で褒められると恥ずかしいわね。
全生徒の手本として素晴らしい存在だということだよ。
これからも手本になるよう頑張るわ。
「名指し」の例文
- しかし私の前では一度もあなたの名を名指したことはありません。(モーパッサン シモンのパパ)
- 生徒に本を朗読させることも、名指しして質問することもしなかった。(東野圭吾 白夜行)
- だが、真犯人は誰なのか。狙撃した人間はいるのだろうが、その人間が真犯人だと名指しする人間もいないはずだ。(伊坂幸太郎 ゴールデンスランバー)
- 警察庁は注意喚起のため、サイバー集団を名指しで公表した。
- 名指しを避けながらも暗にその国を批判した。
いい意味?悪い意味?
「名指し」は、名を言ってそれを指定することをいい、意味にいい悪いはありません。
「名指しで非難する」のように悪い意味で使うことが多いですが、「名指しで褒める」のようにいい意味で使うことも可能です。