「背にする」の意味と使い方や例文！（類義語）

【言葉】
背にする

【読み方】
せにする

【意味】
①あるものに背中を向ける。
②背負う。

【類義語】
・後ろにする

「背にする」の使い方

図書館はどっちの方にあるの？

駅を背にして、右側の道をまっすぐ行くとあるわよ。

すぐにわかる？

駅を背にして立って見れば、グーグルマップに頼らなくても分かるわよ。

「背にする」の例文

1. お蘭は振り返って見た。頬冠りをした一人の男が、階段の下に、行燈の光を背にして立っていた。（国枝史郎 猿ヶ京片耳伝説）
2. この時檣ほばしらのかなたに立つ人あり、月を背にして立てばその顔は知り難し。（国木田独歩 おとずれ）
3. 男は明るみを背にしてだんだん闇のなかへはいって行ってしまった。（梶井基次郎 闇の絵巻）
4. 写真を撮る時は、太陽を背にして順光状態でシャッターを切る。
5. 僕たちが背にしていた扉が急に開けられた。
6. 太陽を背にした富士山は神々しく輝いていた。