「慚愧に堪えない」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
慚愧に堪えない

【読み方】
ざんぎにたえない

【意味】
深く恥じ入るまたは、罪を恥じる気持ちをおさえることができない。

【類義語】
・忸怩たる思い

「慚愧に堪えない」の使い方

ともこ
健太くん。こっちを見なさい。ちゃんと反省しているの?
健太
慚愧に堪えないから、頭を上げることができなんだよ。
ともこ
反省しているならいいわ。二度と繰り返さないでね。
健太
しっかり反省して同じことはやらないよ。

「慚愧に堪えない」の例文

  1. 五万部の増刷は、当時といえども只事ではない。増刷という字を見る度に、私はこの時のことを思って、慚愧に堪えない。(三浦綾子 塩狩峠・道ありき)
  2. 親鸞は例えば肉食妻帯を時代の故に当然であるとして弁護しようとはしなかったであろう。むしろ彼はこれを慚愧に堪えぬことと考えたに相違ない。(三木清 親鸞)
  3. それは、もちろん、私は慚愧に堪えないといっておわびにも参上するし、手紙も書きました。(ドストエフスキー 中山省三郎 白痴)
  4. このような事態になり、心からおわびするとともに慚愧に堪えない
  5. 己の不徳のなすところにて慚愧に堪えない