「さしあたり」の意味と使い方や例文!「ひとまず」「とりあえず」との違いは?(類義語)

【言葉】
さしあたり

「差し当たり」と書く。
【意味】
この場合。今のところ。当面。さしせまって。突然。

【類義語】
・当面
・突然

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「さしあたり」の使い方

ともこ
さしあたり必要なものがあれば言って。一緒に買ってしまうから。
健太
消しゴムと鉛筆かな。
ともこ
勉強しないのに必要?
健太
必要だよ。勉強は嫌いだけど、まったくしないわけじゃないよ。

「さしあたり」の例文

  1. 叔父のところへ行けないとすると、さしあたりどこへ行くという的あてもない。(徳田秋声 新世帯)
  2. 土曜日彼はさしあたり必要のない冬服を質屋に持ってゆき、本を売った。(小林多喜二 雪の夜)
  3. しかし、さしあたりはこまかいことは言わないでおいたほうがいいだろう。(カフカ 審判)
  4. さしあたり、ともこちゃんと相談しなければならないことが三つある。
  5. さしあたり、100万円程都合してほしい。

「さしあたり」と「ひとまず」「とりあえず」の違いは?

さしあたり」に似ている語に「ひとまず」「とりあえず」があります。

「さしあたり」と「ひとまず」の違いは?

ひとまず」とは、「なにはともあれ。とにかく。とりあえず。」という意味です。

さしあたり」は、当面、今のところという意味です。

対して「ひとまず」は、後のことは別にして、そこで一応の区切りをつけることをいいます。

「さしあたり」と「とりあえず」の違いは?

とりあえず」とは、取るべきものも取らずの意から、
①さしあたって。まず第一に。なにはさておき。
②たちまち。たちどころに。

という意味です。

さしあたり」は、当面、今のところという意味です。

とりあえず」は、本格的な処置は後にして、その場でできる範囲のことで緊急事態に対処することをいいます。

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