【言葉】
忌まわしい
【読み方】
いまわしい
【意味】
①不吉で忌むべきである。
②いとわしい。いやだ。
【類義語】
・いとわしい
・おぞましい
・うとましい
【対義語】
・好ましい
「忌まわしい」の使い方
初夢に忌まわしい夢を見てしまったよ。
どんな夢?
口にするのも忌まわしいような夢だよ。
二度寝して、夢を見直したら良かったのに。
「忌まわしい」の例文
- 僕のエラーで甲子園出場を逃した忌まわしい記憶が、今なお消えない。
- 奴隷制度は忌まわしいものである。
- あの忌まわしい戦争のことを思い出したくない。
- それでも夫は忌まわしそうに、わたしを見つめているばかりなのです。(芥川龍之介 藪の中・将軍)
- この現場で忌まわしい犯罪が行われたようだ。
「忌まわしい」と「忌々しい」「悍ましい」「厭わしい」との違いは?
「忌まわしい」に似ている表現に「忌々しい(いまいましい)」「悍ましい(おぞましい)」「厭わしい(いとわしい)」があります。
「忌まわしい」と「忌々しい」の違いは?
「忌々しい」とは、
①斎みつつしむべきである。
②忌み嫌うべきことである。
③腹立たしい。癪に障る。
という意味です。
「忌まわしい」も「忌々しい」も、忌むべきことという意味があります。
しかし「忌々しい」には、「腹立たしい。癪に障る。」という意味がある点が違います。
「忌まわしい」と「悍ましい」の違いは?
「悍ましい」とは、
①ぞっとするようで嫌な感じだ。恐ろしい。
②我が強い。強情である。
という意味です。
「忌まわしい」も「悍ましい」も、嫌な感じという意味で使われます。
しかし「忌まわしい」は、主に、不快で嫌なことを表し、縁起が悪い意味でも使われます。
対して「悍ましい」は、ぞっとするほど嫌なことを表わします。
「忌まわしい」と「厭わしい」の違いは?
「厭わしい」とは、いやで避けたいことであるという意味です。
「忌まわしい」も「厭わしい」も、嫌な感じであることをいいます。
しかし「忌まわしい」は、主に、不快で嫌なことを表し、縁起が悪い意味でも使われます。
対して「厭わしい」は、嫌だったり面倒だったりで、ある行為をする気にならないという意味で使われます。