「遠からず」の意味と使い方や例文!「当たらずとも遠からず」は間違い?(類義語)

【言葉】
遠からず

【読み方】
とおからず

【意味】
近いうち。まもなく。

【類義語】
・近い将来

「遠からず」の使い方

健太
タイムマシンはいつ完成するのかな。
ともこ
猫型ロボットが登場するのが22世紀だから、遠からず完成するはずよ。
健太
それは楽しみだね。
ともこ
私はどこでもドアがほしいな。

「遠からず」の例文

  1. 一つは内より一つは外より、遠からず今の社会には変化がくるであろう。(柳宗悦 工芸の道)
  2. この計画は、遠からず実現することになるだろう。
  3. 冬来たりなば春遠からじというから、今は我慢の時だ。
  4. 新しいビルが遠からず完成するでしょう。
  5. 砂上の楼閣は遠からず崩れ去るだろう。

「当たらずとも遠からず」は間違い?

遠からず」を用いた表現に「当たらずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)」があります。

出典は、「礼記」大学からです。

当たらずと雖も遠からず」とは、ぴったり当たっていなくても、それほど見当が外れてはいないようすをいいます。

近年「当たらずとも遠からず」が一般的ですが、本来は、漢文を訓読した「当たらずと雖も遠からず」が正しいです。