【言葉】
出し抜けに
【読み方】
だしぬけに
【意味】
にわかに。突然。いきなり。唐突に。不意に。
【語源・由来】
突然に声をかける意の「出し抜く」から。
【類義語】
・急
・にわか
・突然
・突如
「出し抜けに」の使い方
ホラー映画って何が怖いって、出し抜けにとんでもない場所からとんでもないお化けやゾンビが出てくるところよね。
ぎゃーってなるよね。
地震速報みたいに、10秒後にお化けが出ますとか予告してくれないかな。
それじゃあホラー映画じゃないね。
「出し抜けに」の例文
- 父親が出し抜けに目を開け、身体を起こすのではないかという気がした。(村上春樹 1Q84 BOOK3)
- 何だってあなたはこんな出し抜けにひょっこり帰っていらしたんですの?(エミリー・ブロンテ 嵐が丘)
- 己がのん気に平な谷間を歩いていると、 出し抜けに背中に山が出来ている。(ゲーテ ファウスト 下)
- 出し抜けに質問をされると、頭が真っ白になる。
- 慌てて走っていったかと思うと、出し抜けに立ち止まった。
「出し抜けに答える」とは?
「出し抜けに」を用いた表現の一つに「出し抜けに答える(だしぬけにこたえる)」があります。
「出し抜けに答える」とは、「唐突に答える。不意に答える。」という意味です。
【例文】
- 質問が終わらぬうちに出し抜けに答えるのは、特別支援が必要な可能性があるかもしれない。
- 健太くんの順番じゃないのに、出し抜けに答えたので驚いた。