「たってのお願い」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
たってのお願い

「達ての」は当て字。

【読み方】
たってのおねがい

【意味】
無理を承知で強く希望すること。

【類義語】
・切望
・渇望

「たってのお願い」の使い方

健太
たってのお願いなんだけど、掃除当番を代わってくれないかな。
ともこ
どうせ家に帰ってテレビゲームがしたいんでしょう。
健太
違うんだ。母さんが風邪で寝込んでいるんだ。
ともこ
それを早く言ってよ。代わってあげるから、しっかり看病するのよ。

「たってのお願い」の例文

  1. ただ、たってのお願いですが、ぼくがここに来たことはだれにも言わないで下さい。(チェーホフ チェーホフ短編集 決闘)
  2. 明日は必ず、午後の正八時におうかがいしてごあいさつ申しあげますが、ついては勝手ながら、切なる、加えてはたってのお願いをつけ加えさせていただきます。(ドストエフスキー 罪と罰)
  3. これは私のたってのお願いです。
  4. 病床にある妻のたってのお願いなので、何とかしてあげたい。
  5. それで、私からのたってのお願いですから、あのよき友ルジアッティ〔興行主〕にあなたから手紙を出して下さい。(モーツァルト モーツァルトの手紙)