「突として」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
突として

【読み方】
とつとして

【意味】
だしぬけに。にわかに。突然。

【類義語】
・急
・にわか
・突然
・突如

「突として」の使い方

健太
来月、アメリカに引っ越すことになったんだ。
ともこ
突として転勤を命じられたの?
健太
そうなんだ。サラリーマンって、会社の駒だよね。
ともこ
サラリーマンも大変だけど、その家族はもっと大変よね。

「突として」の例文

  1. そこへ従僕が突として現われて、手に何か知らぬ薄い筐様のものを捧げて来た。(幸田露伴 連環記)
  2. その時突として一つの電報が余の手に落ちた。(高浜虚子 子規居士と余)
  3. 今は心も漫に足を疾むれば、土蔵の角も間近になりて其処をだに無事に過ぎなば、と切に急がるる折しも、人の影は突としてその角より顕れつ。(尾崎紅葉 金色夜叉)
  4. 今まで暇だったのに、突として忙しくなった。
  5. 感染症蔓延の為、十分な準備期間もないまま、学校では突としてオンライン授業が始められた。