【言葉】
のらりくらり
【意味】
①態度などがはっきりしないでとらえどころがない。
②しまりなく漫然としている。
【類義語】
・ぬらくら
「のらりくらり」の使い方
事故を起こした企業が、被害者家族の追及にのらりくらりと回答していたね。
あの態度が許せないわよね。
事故を起こしておいてあれは無いよね。
亡くなった方にも、その家族にも失礼だわ。
「のらりくらり」の例文
- 詐欺師はのらりくらりとかわすのがうまい。
- 健太くんはのらりくらりと言い逃れを続けた。
- 誰も彼も、のらりくらりとするか、本を読むかして暮らしていました。(H・ロフティング ドリトル先生物語全集 10 ドリトル先生と秘密の湖)
- ハウルがのらりくらりかわす習慣を身につけたわけが、これでわかりました。(ダイアナ・W・ジョーンズ ハウルの動く城シリーズ 1 魔法使いハウルと火の悪魔)
- いままでのらりくらりと出陣の催促をかわしてきた男とは思えない。(和田竜 村上海賊の娘 下巻)
良い意味もある?
「のらりくらり」は、
①態度などがはっきりしないでとらえどころがない。
②しまりなく漫然としている。
という意味です。
「のらりくらりと言い抜ける」「のらりくらりと逃げる」のように、逃げ腰のネガティブなニュアンスで使われることが多いです。
しかし「できれば退職してのらりくらりと暮らしたい」というように、ポジティブな良い意味で使われることもあります。
「のらりくらり」は、発言する人の立ち位置などによって、ネガティブにもポジティブにも使い分けることができます。