「残り惜しい」の意味と使い方や例文!「名残惜しい」との違いは?(類義語)

【言葉】
残り惜しい

【読み方】
のこりおしい

【意味】
心が残って惜しい。心残りがする。なごり惜しい。

【類義語】
・心残り
・後ろ髪を引かれる

「残り惜しい」の使い方

健太
このまま去るのも残り惜しい気がするね。
ともこ
残り惜しいくらいがちょうどいいのよ。
健太
満足しちゃったらもう来ないね。
ともこ
そうなのよ。また来る口実があった方が良いのよ。

「残り惜しい」の例文

  1. それには犬どもも敵しかねて、さも残り惜しそうに逃げ去って行った。(江戸川乱歩 江戸川乱歩全短編2 本格推理II)
  2. 返す返すお詣りのやまりましたことを私どもも残り惜しく思っております。(与謝野晶子 源氏物語)
  3. 自分の家の上に覆い被さっていた大木の倒れたように明るくなったような気持もするし、なんだか残り惜しいような気持もした。(菊池寛 三浦右衛門の最後)
  4. 非常に残り惜しい気がして、胸が張り裂けそうになり涙が出てきた。

「残り惜しい」と「名残惜しい」の違いは?

残り惜しい」に似ている語に「名残惜しい(なごりおしい)」があります。

名残惜しい」とは、別れがつらく心残りであるという意味です。

残り惜しい」も「名残惜しい」も、心が残って惜しい感じがすることをいうので同じ意味です。

しかし「名残惜しい」は、別れに際して使われる言葉である点が違います。