「惹き起こす」の意味と使い方や例文!「引き起こす」との違いは?(類義語)

【言葉】
惹き起こす

【読み方】
ひきおこす

【意味】
事件・騒ぎなどを新たに生じさせる。

【類義語】
・起こす

「惹き起こす」の使い方

ともこ
設計ミスが、橋の崩落事故を惹き起こしたんですって。
健太
設計図って何人かで確認しないのかな。
ともこ
現場の人間もおかしいなって思ったかもしれないけど、それを言葉にして伝える空気感やシステムがなかったんでしょうね。
健太
犠牲になった人がいなかったことが不幸中の幸いだったよね。

「惹き起こす」の例文

  1. 人口急増が大きな問題を惹き起こす
  2. 10階のベランダからプランターを落とすという5歳児の遊びが、大きな事故を惹き起こした。
  3. 感染症が炎症を惹き起こした可能性が高い。
  4. 三人の車掌は、雪が惹き起こした列車の立往生について、話し合っていた。(アガサ・クリスティ オリエント急行殺人事件)
  5. 一夜の間にこれほどの変化を惹き起こすことのできる力を、葉子は田川夫人のほかに想像し得なかった。(有島武郎 或る女)

「惹き起こす」と「引き起こす」の違いは?

引き起こす」は、「惹き起こす」とも書きます。

引き起こす」は、
①倒れたり横になったりしたものを引っ張って起こす。
②事件・騒ぎなどを新たに生じさせる。

という意味です。

②の事件・騒ぎなどを新たに生じさせるという意味の場合、「惹き起こす」とも書きます。

また「惹き起こす」の「」が常用外の漢字のため、「引き起こす」が使われることが多いです。