「平謝り」の意味と使い方や例文!適当に謝ると勘違いしてる?(語源由来・類義語・対義語)

【言葉】
平謝り

【読み方】
ひらあやまり

【意味】
ひたすらあやまること。平身低頭してあやまること。

【語源・由来】
「平」が、人間がひれ伏して土下座をしているさまであることから。

【類義語】
・平身低頭
・陳謝
・深謝
・土下座

【対義語】
・非を認めない

「平謝り」の使い方

健太
彼女のことをともこちゃんって呼んで怒らせてしまったんだ。
ともこ
他の女の子の名前で呼ばれたら、そりゃあ怒られるわよね。
健太
平謝りしたんだけど許してもらえなかったよ。
ともこ
私と健太くんは幼馴染なだけで彼女が心配するような関係じゃないって、しっかり説明しないとね。

「平謝り」の例文

  1. 浮気をした彼は妻に平謝りした。
  2. ともこちゃんは誤解していたことを平謝りに謝った。
  3. 約束を忘れてすっぽかしてしまったことを平謝りに謝る。
  4. 今度は別な警察です。私は何べんも頭をさげて、親としての監督の不行届を平謝りに謝って連れてきました。(小林多喜二 疵)
  5. 床に正座し電話の相手に平謝りしている。(山本文緒 プラナリア)

適当に謝ると勘違いしてる?

平謝り」は、ひたすら謝ることをいいます。

しかし「平謝り」の「」が「普通、たいら。特別の事のない。」という意味があることから、適当に謝ると勘違いして使っている人がいます。

これは誤用です。

平謝り」は、ただひたすら謝ることをいうので注意しましょう。