【言葉】
瞬く間
【読み方】
またたくま
【意味】
瞬くほどのきわめて短いあいだ。
【類義語】
・束の間
・瞬時
・瞬間
「瞬く間」の使い方
せっかく降った雪が瞬く間に溶けてしまったね。
積もって欲しかったの?
雪だるまが作りたかったんだ。
そんなに悲しまなくてもまた降るわよ。
「瞬く間」の例文
- 瞬く間に別れの時が来てしまった。
- 火は瞬く間に燃え広がり、消火器ではどうにもならなかった。
- 感染症が瞬く間に世界中に広がった。
- 渡米した彼は、瞬く間にアメリカのスターになった。
- 身体の奥から湧き起こってきた憎悪の感情は、瞬く間に私の肉体を支配していた。(東野圭吾 殺人の門)
「瞬く間」と「束の間」との違いは?
「瞬く間」に似ている語に「束の間(つかのま)」があります。
「束の間」とは、一束ほどの短い間の意で、「ちょっとの間。しばらく。」という意味です。
「瞬く間」も「束の間」も、短い時間をいいます。
しかし「瞬く間」は、目をまたたかせるほどの短い時間のことをいいます。
対して「束の間」の「束」は、握りこぶしの幅のことで、一束ほどの短い間という意味です。
「束の間の夢」のように使われ、「瞬く間」の方が「束の間」よりも短い時間を言い表します。