「ましてや」の意味と使い方や例文！「まして」との違いは？（類義語）

【言葉】
ましてや

【意味】
①あるが上にも。さらに一段と。なおいっそう。ことさら。
②いうまでもなく。勿論。いわんや。

【類義語】
・なおさら

「ましてや」の使い方

インターネットで何でも買えるこの時代。ましてやIT企業の若い社長は、インターネットショッピングの利用者が多いはずだよね。

そう思うわ。実際は違うの？

百貨店の外商に相談する人が多いんだって。

インターネットショッピングには口コミがあるものの、どこまで信用していいものか分からないもんね。その点外商の言葉は信用できるわね。

「ましてや」の例文

1. ましてや伝道者の妻いうもんは、夫にも信者にも仕えていかねばならん。（三浦綾子 ちいろば先生物語）
2. なによりもつらいことは、兄の断固とした決意をひるがえさせようと思っても、わたしの良心がそれを許そうとしないということなのです。ましてや、兄の決意を非難することなど、わたしには一瞬もできないのです。（シャーロット・ブロンテ ジェイン・エア）
3. そこまでは記憶していない。ましてやそれが録画予約中だったかどうかなどは考えたこともない。（東野圭吾 嘘をもうひとつだけ）
4. どの都市でも緑地を確保するのは難しい。ましてや、世界有数の過密都市では言うまでもない。
5. 老後の資金は国をあてにしてはいけない。ましてや子供をあてにしてもいけない。

「ましてや」と「まして」の違いは？

「ましてや」とほぼ同じ意味の表現に「まして」があります。

「ましてや」も「まして」も、
①あるが上にも。さらに一段と。なおいっそう。ことさら。
②いうまでもなく。勿論。いわんや。

という意味で使われます。

しかし「ましてや」は、「まして」を強調した表現です。