【言葉】
凛々しい
【読み方】
りりしい
【意味】
①いきいきとして賢い。
②きりりとひきしまっていて勇ましい。
【類義語】
・勇ましい
・勇敢
・果敢
・勇壮
「凛々しい」の使い方
甲冑を着た姿が凛々しかったわね。
元々イケメンだけど、20%増しのイケメンだったね。
甲冑ってイケメン度合いが増すわよね。
戦国時代の人もそれを知っていてあのデザインになったのかな。
「凛々しい」の例文
- ふと、彼女は顔を上げて佐貫の方を見る。切れ長の目とくっきりした眉は、美人というよりは凛々しい印象だった。(三上延 シャドウテイカー3 フェイクアウト)
- 風祭警部は傍らに控える凛々しくも美しい部下に微妙な視線を送った。(東川篤哉 謎解きはディナーのあとで)
- 見れば、いま遅れ走せに会場に入って来た凛々しい若公卿がある。(吉川英治 私本太平記)
- 顔を上げると、そこに眉目凛々しい青年が立っていた。
- ピッチの上では凛々しい表情だが、プライベートでは柔和な表情を浮かべている。
「凛々しい」と「勇ましい」「精悍な」との違いは?
「凛々しい」に似ている語に「勇ましい(いさましい)」「精悍な(せいかんな)」があります。
「凛々しい」と「勇ましい」の違いは?
「勇ましい」とは、
①意気が盛んで勢いがあり、恐れずに危険や困難に向かっていくさま。勇敢なさま。
②大胆で活発なさま。多く、無謀な行為を皮肉っていう。
③活気にあふれ、人を奮い立たせるさま。勇壮なさま。
④気乗りがしている。積極的な気構えである。
という意味です。
「凛々しい」も「勇ましい」も、きりりとひきしまった感じであるさまをいいます。
しかし「勇ましい」は、大胆で勇敢な行動や心の持ち方についてもいう点が違います。
「凛々しい」と「精悍な」の違いは?
「精悍な」とは、勇ましく鋭い気性が現れた顔つきや態度という意味です。
「凛々しい」も「精悍な」も、勇ましい顔つきや態度を表す言葉です。
しかし「凛々しい」は、男性と女性どちらに対しても使われます。
対して「精悍な」は、男性にしか使われない点が違います。