【言葉】
誤魔化す
【読み方】
ごまかす
【意味】
①相手が本当のことに気付かないように、目先をとりつくろう。また、都合の悪いことをまぎらわせて、なかったことのようにする。
②人目をあざむいて悪いことをする。
【類義語】
・騙す
・惑わせる
「誤魔化す」の使い方
東京の言葉で話すと場が白けるけど、関西弁で誤魔化すと場が和むことってあるよね。
関西弁って最強のコミュニケーションツールよね。
関西弁だと角が立たないことが多いよ。
馬鹿って言われると腹が立つけど、あほって言われるといじられているだけの気がするもんね。
「誤魔化す」の例文
- 不安な気持を誤魔化すためにこんなに喋っているのだなとふと思った。(織田作之助 青春の逆説)
- 僕は嘘は云ってないし、事実を曲げたり誤魔化したりもしていないぞ。(京極夏彦 魍魎の匣)
- ともこちゃんが怒りはじめたので、適当なことを言って誤魔化した。
- 健太くんはうまくやっていたつもりだろうが、幼馴染のわたしの目は誤魔化せません。
- 下手な嘘をついたところで彼は誤魔化せない。
「誤魔化す」と「騙す」「嘘」との違いは?
「誤魔化す」に似ている語に「騙す(だます)」「嘘(うそ)」があります。
「誤魔化す」と「騙す」の違いは?
「騙す」とは、
①すかし慰める。なだめる。
②うそを本当だと思い込ませる。あざむく。だまかす。たぶらかす。
という意味です。
「誤魔化す」も「騙す」も、真実でないことを、うそをついて真実だと思わせることをいいます。
しかし「誤魔化す」は、大抵、事柄や内容を目的語とします。
対して「騙す」は、人を目的語とします。
「誤魔化す」と「嘘」の違いは?
「嘘」とは、
①真実でないこと。また、そのことば。いつわり。
②正しくないこと。
③適当でないこと。
という意味です。
『「嘘」をついて「誤魔化す」』のように、両語には関連性があり、どちらも本当のことに手を加えることをいいます。
しかし「誤魔化す」は、真実をあいまいにして取り繕うことをいいます。
対して「嘘」は、真実でないことや正しくないことをいいます。