【言葉】
輩
【読み方】
やから
【意味】
ともがら。仲間。党類。多く卑しめていう。
【類義語】
・同志
・同輩
・会友
・朋輩
「輩」の使い方
仏法を犯して肉食に走る輩は生臭坊主と呼ばれるんだって。
生臭坊主は破門にすればいいのにね。
仏さまは懐が深いから破門にはしないんだよ。
でも、生臭坊主に解脱は無理よね。
「輩」の例文
- これをいいことにして、誰か、私事を恣いままにしようと考える輩があろうか?社会はよろしく今の子供たちに、深い同情を持たなければならぬ。(小川未明 日本的童話の提唱)
- オープンショウ一家が今も執念深い輩に追われているのも無理はない。(A.Cドイル 橙の種五粒)
- 気弱そうな男子を見つけたらいじめた。彼女たちは分類上で言うおっさんの部類に該当する飲み方をする輩だった。(万城目学 ホルモー六景)
- 不逞の輩どもを懲らしめてやる。
- 祭りにはこういう輩が多いから気を付けろ。
「輩」と「ヤンキー」「不良」との違いは?
「輩」に似ている語に「ヤンキー」「不良(ふりょう)」があります。
「輩」と「ヤンキー」の違いは?
「ヤンキー」とは、もとアメリカ合衆国北部諸州の住民、特にニュー・イングランドの住民を軽蔑的に言う語です。
①アメリカ人の俗称。
②アメリカ風の文化・生活をありがたがる者。
③日本で、不良少年・少女をいう俗語。
という意味です。
「輩」は、悪い仲間をいいます。
対して「ヤンキー」は、主に不良少年や不良少女をいい、仲間という意味はありません。
「輩」と「不良」の違いは?
「不良」とは、
①よくないこと。わるいこと。
②品行のわるいこと。また、そういう人。
という意味です。
「輩」は、悪い仲間をいいます。
対して「不良」は、一人の悪い人をいいます。