「やたらめったら」の意味と使い方や例文!本当は「滅多矢鱈」が正しい?(類義語)

【言葉】
やたらめったら

「矢鱈滅多ら」と当てる。
「めったら」のラは接尾辞。
【意味】
「やたら」を強調していう語。むやみやたら。めったやたら。
「やたら」は、「根拠・節度がないさま。筋が通らないさま。めちゃくちゃ。むやみ。」の意。
【類義語】
・むやみ
・みだり

「やたらめったら」の使い方

健太
あの国は、やたらめったらミサイルを撃ってくるね。
ともこ
困った隣人よね。
健太
一発撃つだけでも大変な費用が必要なのに、やたらめったら撃って国家の財政は大丈夫なのかな。
ともこ
世界平和を望まないどこかから、資金が流入しているんでしょうね。

「やたらめったら」の例文

  1. 伯父の家は関西だから、こちらと違って鯛をふだんに食べるのだろうが、東京はやたらめったら鯛なんか食べない。(群ようこ 無印親子物語)
  2. 心の中で、何度も呪詛の言葉を繰り返し、やたらめったら寝がえりをうっているうちに、それでも何とかようやく少しうとうとしたらしい。(新井素子 二分割幽霊綺譚)
  3. 黒い小鳥は弾丸のように飛び出すと、四角い部屋のなかをバサバサと飛び回り、やたらめったら壁や天井に衝突した。(宮部みゆき ブレイブ・ストーリー)
  4. 健太くんはやたらめったら女性にモテる。
  5. 彼は、やたらめったら喧嘩を売っているように見える。

本当は「滅多矢鱈」が正しい?

やたらめったら」は、「やたら」+「めった」+接尾辞「」から成る語で、「やたら」を強調した語です。

めった(滅多)」は、むやみという意味の語で、本当は、「めった(滅多)」+「やたら(矢鱈)」から成る「滅多矢鱈(めったやたら)」が正しいです。

やたらめったら」の方がリズムが良いためよく使われるようになりました。