【言葉】
勤しむ
【読み方】
いそしむ
【意味】
熱心につとめ励む。精を出す。
【類義語】
・努める
・骨折る
【対義語】
・怠る
「勤しむ」の使い方
健太くん。遊び過ぎじゃない?
遊ぶことは子供の仕事だよ。
学問に勤しむことが、学生の本分よ。
子供であり、学生であることを忘れていたよ。
「勤しむ」の例文
- 小学校入学から中学校卒業までの9年間空手に勤しんでいた。
- しかし、トナカイが戻ってくれば、また、冬の支度に勤しむ日々が始まる。(上橋菜穂子 鹿の王 上)
- 就職活動に勤しむも、なかなか内定をもらうことができない。
- もっとも激しい銃撃戦があった烹炊所前の通路では、他にも河野二水らが金槌を手に修理に勤しんでいる。(福井晴敏 終戦のローレライ 下)
- 芸能活動を休業し、大学に復学して学業に勤しんでいる。
「勤しむ」と「励む」「努力する」との違いは?
「勤しむ」に似ている語に「励む(はげむ)」「努力する(どりょくする)」があります。
「勤しむ」と「励む」の違いは?
「励む」は、
①気持ちを奮い起こして物事をする。心を打ち込んで努める。精を出す。
②力をふるいおこす。
という意味です。
「勤しむ」も「励む」も、心を打ち込んで物事をすることをいいます。
しかし「励む」には、力をふるい起こすという意味がある点が違います。
「勤しむ」と「努力する」との違いは?
「努力する」とは、ある目的のために力を尽くして励むことという意味です。
「勤しむ」も「努力する」も、物事に励むことをいいます。
しかし「勤しむ」は、熱心に励むことをいいます。
対して「努力する」は、ある目的のために励むことをいいます。