「記す」の意味と使い方や例文!「示す」「書く」との違いは?(類義語)

【言葉】
記す

【読み方】
しるす

【意味】
①文字や文章などを書きつける。書きとめる。記録する。
②記憶にしっかりとどめる。忘れないようによく覚えておく。

【類義語】
・書く
・したためる

「記す」の使い方

健太
この申込書に住所、氏名、生年月日を記すの?
ともこ
ハンコを忘れないでね。
健太
欧米ではサインなのに、いつまでハンコを使うのかな。
ともこ
最近、荷物の受け取りもサインかサインレスだし、そろそろなくなるかもね。

「記す」の例文

  1. その手記には、彼の真意がされていた。
  2. その資料に詳細がされています。
  3. 健太くんは、思ったことは口に出さずSNSに記す
  4. 新聞の記すところによると、政府の支持率が急落しているらしい。
  5. 今日のこの感動を心に記す

「記す」と「示す」「書く」との違いは?

記す」に似ている語に「示す(しめす)」「書く(かく)」があります。

「記す」と「示す」の違いは?

示す」とは、
①相手によくわかるように、出して見せたり、自分で何かをして見せたりする。
②指などでさして教える。
③計器・時計などが、ある目盛りを指す。
④考え・気持ち・反応などが相手に伝わるように、何かの方法で表して見せる。
⑤ある現象が、物事の状態・傾向を表す。
⑥さとし戒める。

という意味です。

記す」は、記入、記録、記憶という意味です。

対して「示す」は、明確に表すことをいいます。

「記す」と「書く」の違いは?

書く」とは、
①文字や符号をしるす。
②文章を作る。著す。また、著作する。

という意味です。

記す」は、文字や符号を「書く」ことをいい、「書く」は、文字や符号を「記す」ことをいうので、両語には相通じる点があります。

しかし「書く」には、まとまった長さの文章を作るという意味がある点が「記す」と違います。