【言葉】
下卑る
【読み方】
げひる
【意味】
言動が下品になる。下劣に見える。
【類義語】
・下品に見える
「下卑る」の使い方
健太くん。出世したいの?
人を踏み台にしてのし上がりたい。
下卑たことを言わないの。
多くの人が思っている本音だよ。心の奥底で秘かに思っているよりも清々しいじゃないか。
「下卑る」の例文
- このおれに、お前のような下卑た奴に対する軽蔑が反映してはいないかね?(シェイクスピア 冬の物語)
- この下卑たやつめ、お前は自分自身の職業意識をもってないのか?(ディケンズ ピクウィック・ クラブ 中)
- 美の国イタリアは品格を重視し、下卑た商業主義を一切感じさせない。(田丸公美子 パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記)
- 健太くんは下卑た物言いをする。
- ドラマ内のその下卑た台詞に、スポンサーが激怒する。
「下卑る」と「卑下る」の違いは?
「下卑る」に似ている語に「卑下る(ひげる)」があります。
「卑下る」とは、卑下することをいいます。
「卑下する」とは、
①自分を劣ったものとしていやしめること。へりくだること。
②いやしめて見下すこと。また、そのさま。
という意味です。
「下卑る」と「卑下る」は見た目が似ていますが、下品なことをいう「下卑る」といやしめることをう「卑下る」は意味が違います。