「下卑る」の意味と使い方や例文!「卑下る」との違いは?(類義語)

【言葉】
下卑る

【読み方】
げひる

【意味】
言動が下品になる。下劣に見える。

【類義語】
・下品に見える

「下卑る」の使い方

ともこ
健太くん。出世したいの?
健太
人を踏み台にしてのし上がりたい。
ともこ
下卑たことを言わないの。
健太
多くの人が思っている本音だよ。心の奥底で秘かに思っているよりも清々しいじゃないか。

「下卑る」の例文

  1. このおれに、お前のような下卑た奴に対する軽蔑が反映してはいないかね?(シェイクスピア 冬の物語)
  2. この下卑たやつめ、お前は自分自身の職業意識をもってないのか?(ディケンズ ピクウィック・ クラブ 中)
  3. 美の国イタリアは品格を重視し、下卑た商業主義を一切感じさせない。(田丸公美子 パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記)
  4. 健太くんは下卑た物言いをする。
  5. ドラマ内のその下卑た台詞に、スポンサーが激怒する。

「下卑る」と「卑下る」の違いは?

下卑る」に似ている語に「卑下る(ひげる)」があります。

卑下る」とは、卑下することをいいます。

卑下する」とは、
①自分を劣ったものとしていやしめること。へりくだること。
②いやしめて見下すこと。また、そのさま。

という意味です。

下卑る」と「卑下る」は見た目が似ていますが、下品なことをいう「下卑る」といやしめることをう「卑下る」は意味が違います。