【言葉】
拓ける
【読み方】
ひらける
【意味】
努力していい状態に変える。また、いい状態を作り出す。始める。
【類義語】
・拡げる
・先駆ける
・草分けとなる
・飛躍する
「拓ける」の使い方
健太くんのお兄さんは異例の出世をしたわね。
コネで出世の道が拓けたんだよ。
実力じゃないのね。
そうなんだ。おじさんのコネのおかげなんだよ。次は出世した兄さんのコネで僕が就職させてもらうよ。
「拓ける」の例文
- 努力することで、結果として道が拓ける。
- 道が閉ざされて落ち込んでいたが、先生のおかげで新しい道が拓けた。
- 親戚の者ではなく両親が、卒業後に就職の道が拓けている法科を望んだのかも知れない。(高井有一 立原正秋)
- 健康でさえいれば、いつか明るい道が拓ける。
- 困難を乗り越えることで、その先の道が拓ける。
「拓ける」と「開ける」の違いは?
「拓ける」は「開ける」とも書きます。
「開」と「拓」は、「開拓」という語で使われます。
「開拓」は、
①山林・原野などを切り開いて田畑や居住地・道路をつくること。開墾。
②新しい分野・領域・進路などを切り開くこと。
という意味です。
「開ける」は、閉じたものが広がった状態になる。閉まっていたものの間に出入りできる状態が生じる。隔たりが大きくなる。」という意味で使われます。
対して「拓ける」は、「努力していい状態に変える。新しいことを始める。」という意味で使われます。