【言葉】
謂れ
【読み方】
いわれ
【意味】
①物事が起こったわけ。理由。
②由緒。来歴。
【類義語】
・故
・曰く
「謂れ」の使い方
ともこちゃん。これはさすがに駄目なんじゃないかな。
事情を知らない人に非難される謂れはないわ。
事情があるの?
無かったらこんなことをしないわよ。
「謂れ」の例文
- 今日からあの時代を振り返ってみたら、それも謂れのあることであろう。(島崎藤村 千曲川のスケッチ)
- 私の不満は謂れのない不満であらねばならぬだろうか。(有島武郎 惜みなく愛は奪う)
- そもそも自分はこの男の仲間ではないのだから、そこまで仁義を通す謂れはない。(熊谷達也 邂逅の森)
- 謂れのない疑いをかけられて不愉快に思う。
- 二通りの謂れが伝わっているが、どちらが正しいのかは誰にも分からない。
「謂れなき中傷」とは?
「謂れ」を用いた表現の一つに「謂れなき中傷(いわれなきちゅうしょう)」があります。
「謂れなき中傷」とは、正当な理由や根拠もなく相手の名誉を傷付けることをいいます。
【例文】
- 謂れなき中傷に耐えることができないならば、エゴサーチはやめた方が良い。
- SNSを投稿し、謂れなき中傷を受ける。