「謂れ」の意味と使い方や例文!「謂れなき中傷」とは?(類義語)

【言葉】
謂れ

【読み方】
いわれ

【意味】
①物事が起こったわけ。理由。
②由緒。来歴。

【類義語】
・故
・曰く

「謂れ」の使い方

健太
ともこちゃん。これはさすがに駄目なんじゃないかな。
ともこ
事情を知らない人に非難される謂れはないわ。
健太
事情があるの?
ともこ
無かったらこんなことをしないわよ。

「謂れ」の例文

  1. 今日からあの時代を振り返ってみたら、それも謂れのあることであろう。(島崎藤村 千曲川のスケッチ)
  2. 私の不満は謂れのない不満であらねばならぬだろうか。(有島武郎 惜みなく愛は奪う)
  3. そもそも自分はこの男の仲間ではないのだから、そこまで仁義を通す謂れはない。(熊谷達也 邂逅の森)
  4. 謂れのない疑いをかけられて不愉快に思う。
  5. 二通りの謂れが伝わっているが、どちらが正しいのかは誰にも分からない。

「謂れなき中傷」とは?

謂れ」を用いた表現の一つに「謂れなき中傷(いわれなきちゅうしょう)」があります。

謂れなき中傷」とは、正当な理由や根拠もなく相手の名誉を傷付けることをいいます。

【例文】

  1. 謂れなき中傷に耐えることができないならば、エゴサーチはやめた方が良い。
  2. SNSを投稿し、謂れなき中傷を受ける。