【言葉】
際立つ
【読み方】
きわだつ
【意味】
周囲のものとはっきりした違いがあって、ひときわ目立つ。よい意味に使われる場合が多い。
【類義語】
・目立つ
・引き立つ
【対義語】
・目立たない
「際立つ」の使い方
派手な衣装の人たちの中にいると、ともこちゃんのシンプルさが際立つね。
異質なものは際立つわね。
シンプルだからこそなのか、ともこちゃんの美しさが際立つね。
派手さを追い求めるよりもシンプルな方が美しいものよ。
「際立つ」の例文
- この作品には、個性際立つキャラクターが多い。
- 自分には際立った独創性がない。
- 会場が一流ホテルなのは毎回だが、今年は料理の豪華さが際立っている。(奥田英朗 空中ブランコ)
- 彼は、際立った功績を挙げ続けた。
- 健太くんの演技は、際立って光っていた。
「際立つ」と「目立つ」「引き立つ」との違いは?
「際立つ」に似ている語に「目立つ(めだつ)」「引き立つ(ひきたつ)」があります。
「際立つ」と「目立つ」の違いは?
「目立つ」は、「とりわけ人目をひく。きわだって見える。」という意味です。
「際立つ」も「目立つ」も、特に人目につくことをいいます。
しかし「際立つ」は、他との区別が明確であることをいい、良い意味で使われます。
対して「目立つ」は、良い悪いに関係なく、他と視覚的に明確に区別できるような時に使われます。
「際立つ」と「引き立つ」の違いは?
「引き立つ」とは、
1⃣[動タ五(四)]
①勢いがよくなる。活気が出る。
②ひときわよく見える。一段とよく感じられる。
③しりぞく。浮き足立つ。
2⃣[動タ下二]「ひきたてる」の文語形。
という意味です。
「際立つ」も「引き立つ」も、特に人目につくことをいいます。
「際立つ」は、他との区別が明確であることをいいます。
「引き立つ」は、何かが加わることで、一段と良く見えるようになったり、良くなったりすることをいいます。