【言葉】
出がらし
【読み方】
でがらし
【意味】
何度も煎じ出したり煮出したりして、味や香りの薄くなったこと。また、そのもの。
【類義語】
・面白みがない人
「出がらし」の使い方
訪問先で出がらしの茶を出されたよ。
お茶をいれた人がずぼらか、健太くんのことを歓迎していないかどちらかね。
やっぱりそう思う?
思い当たる節が当たるなら間違いないわね。
「出がらし」の例文
- 出がらしのコーヒーでも出したが最後、彼らは、そんな店は見向きもしなくなる。(スタインベック 怒りの葡萄)
- 出がらしかどうかはともかく、お茶も入れてくれた。(内田康夫 天河伝説殺人事件 下)
- 紅茶は相変わらず出がらしだったし、相変わらず自前の急須にはいっていた。(ドストエフスキー 罪と罰 上)
- 出がらしの茶でほとんど味がしなかった。
- 彼は、出がらしの茶のようなコメントをする。
「出がらしな人」は悪口?
「出がらし」を用いた表現の一つに「出がらしな人(でがらしなひと)」があります。
「出がらしな人」とは、比喩表現で、「出がらし」のように味気ない人という悪口で使われます。
また。「出がらし」のように使えない人、役に立たない人という意味でも使われます。